location:uchinome.jpトップ>暮らしの表情>催しアラカルト胆沢ダム工事現場見学会その2>その3

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大型バスで、原石を取る大森山に向かっているところです。坂道の勾配が15%ありますが、これは工事用の道路なので、いくらかでも工事用の距離を短くするためにそうなっているとのことでした。普通の道路では、いくらきつい坂道でも12%位しかないそうです。

道路の幅は、90トンダンプが交差できるように15mあります。ダンプの幅が6mあるので、このくらいないとすれ違いが出来ないと言います。天気の良い日は路面が乾いてあまり影響なく走れるが、雨が降った後はぐちゃぐちゃになるので、この土が山の方に流れないように土手を作って水を切っています。
原石山への車中から 1 原石山への車中から 2 巨大ドリル

前に見えている壁の高さが15mあり、この壁の上に二台の機械があります。これは岩盤に穴を開けるドリルです。

とにかくでっかい岩石がごろごろしていました。車の高さと比べれば一つ一つの岩石の大きさがつかめます。バックホーのバケット、こんなのも始めてみました。

原石と巨大ドリル 車より大きい原石 巨大バックホー

現場での説明から・・。
ここが大森山の原石山です。当初は標高で738mありましたが、今皆さんが立っている所が665mあります。当初より70m位下がっています。最終的にはここからまだ550m位下がりますので、120mぐらい削られることになります。全体で約1500万立方メートル、100m四方の立方体で1万平方。これが100mの高さで100万立方メートル。これの15倍ですから、これぐらいの山が一つ無くなってしまうことになります。そして下流に大きなダムが出来ると言う仕事です。

90トンダンプに岩石を満載し、続々と走り去る姿は言葉にはなりません。テキスト文を書きながら思ったのは、さしずめ現代のピラミッド作りにあたるなあと思いました。この90トンダンプで、ここから5km離れたダム堤体部まで運ぶことになります。
巨大ダンプ軍団 ダンプの真横から タイヤのへこみが分かりますか
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