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途中で洞穴サンゴをかなり見てきたが、本当に1センチ位の可愛いものでした。壁面の岩盤にびっしりとついたものとは違い、つらら石の片側にのみ着いているのがかなりあります。これを見ても、常時洞内には一定した空気の動きがあり、サンゴが生じるのは風下の方向であることが分かります。
私はKさんにお聞きしました。「洞窟の中で酸欠になることはないのでしょうか・・」。今までの鍾乳洞ではほとんど無かった。中に空気の流れがあるのです。この話しは、たまたま休憩中にタバコを吸っても良いのですかと言うことから始まったものでした。タバコの煙の動きで、内部の空気の動きが分かると言います。この場所では、煙が真っ直ぐ上に上がっていましたが・・。 |
ヘリクタイトと言われる、太さ2ミリ〜5ミリぐらいの曲がりくねったモヤシのような生成物です。私も名前だけは聞いていましたが、間近で現物を見るのが今回初めてのことでした。 ※ヘリクタイト・・・方解石の結晶から形成され、上下左右育つ方向はさまざまだと言う。空気の流れが無く、閉鎖的な |
奥に入ったところに黒い層がが見えて来ます。これは粘板岩が取り込まれ、水を通さない部分とのこと。もの凄くもろくて、触るとすぐ崩れてくる。途中に大きく褶曲した部分や、落下したものがあった。ここ深さがどのくらいあるか分かりませんが、地下にある水平の岩盤がS字型に曲げられ、生きている地球の姿を垣間見た気分でした。そう言う観点でこの場所を見直すと、かなり傾斜しているとが分かります。 |
これは何と呼ばれるものなのでしょうか。1と3コマは石筍に分類されるのでしょうが、2コマ目はつらら石の付け根が丸く膨れています。この中は、中空になっているのでしょうか・・。 |
もぐり始めて3時間ぐらいでしょうか、最深部の地底湖にたどり着く。ここの奥はすごく狭いところであり、荷物を降ろして一人がやっと通られる場所であった。入口から3.2km程あり「洗身の池」とのことであった。調査に来たとき、隊長が落ちましたと話していたのが印象的でした。 リーダーのKさんから色々説明ありました。今まで通って来た所は、地下水が干上がった所になります。このきれいな状態を分かってもらい、是非とも保存したいのです。そのためには、まず見てもらうことが必要です。入口からは3.2kmの深い地下での話しでした。(疲れました・・、でも感動あるのみでした) |
今回、機会があって念願の安家洞の奥まで入り撮影することが出来ました。新聞報道によると、最新の調査により支洞を含めた総延長で日本一になると言われます。まったくの素人の私でしたが、入り口から3.2km迄奥に入ることが出来たのは、日本洞穴探検協会の皆さんの援助があっての事でした。改めてこの場で感謝いたします。 遅れないように歩きながら撮影した画像ですが、まだまだ安家洞の素晴らしさをとらえていません。今後機会と体力があったら、また訪れてみたいと思います。それにして、撮影するときは極々一部分しか見ていないのですが、家に帰りコンピュータで画像処理をすると、素晴らしい内部の全体像が見えてきます。素晴らしい安家洞の様子に感動し、自分だけが独占できる贅沢な楽しみを味わっています。 2009年にも同じ体験をしてきました。この時は前回の場所とは違い、普段はほとんど訪れることのない「砂山連洞」でした。詳細はこちらからご覧下さい。 |
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