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      2006安家洞・鍾乳石アラカルト


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岩手の鍾乳洞 ほっづぎある記    

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         ・・・悠久の時を超え 人目に触れずにひっそりと そして華麗で豪華な鍾乳石達・・・


ここからは、いつもの鍾乳洞シリーズと同様に内部の様子を紹介したいと思います。正直の所ですが、大型一眼タイプのカメラの持ち込みはかなり無謀であると言えます。カメラもレンズも、泥と結露状の水でもの凄く汚れます。観光洞とは違い、石筍やつらら石を除けて歩かなくてはなりません。

ずるずる滑る斜面や、腹ばいになってやっと一人が通られる場所が何カ所かあり、その都度荷物を下ろしてかろうじて通り抜けます。手袋もつなぎ服も泥だらけになります。私は鍾乳石の撮影がねらいですが、カメラがじゃまになりガツンガツンとぶつかります。ぶつからないように気を配れば、足下が不安定になり一時も気が許せません。


観光洞は素通りで700mを一気に進み、行き止まりの千枚皿の立ち入り禁止からいよいよ始まりです。観光洞の様子は、色がセメントモルタル状でありきれいな様子ではありません。観光洞から一歩奥に入ると、照明の明かりはなくなり、各自のヘルメットに付けたヘッドランプの光を頼りに行動します。

ここは通路の様子です。足元ばかり見て歩いて居るせいか、知らないうちにヘルメットが天井にぶつかります。奥に進むにつれて、周囲のつらら石や石筍が微妙に変化してきます。歩いているときは、ヘッドライトの光の部分しか見えませんが、撮影する瞬間のストロボに照らされた光景は思わず息を飲みこんでしまいます。

通路にある小さな石筍と道しるべの紙 前進有るのみの狭い通路
こんな中を進むのです 無数のつらら石と石筍


通路には無数の水たまりがあります。大きくなればプール(池)、更に大きくなれば地底湖になります。かろうじてプールの脇に歩ける所が残り、頭を屈めて気をつけて通ります。白い紙が見えていますが、リーダーのOさんが置いてくれた道案内です。これを頼りに歩くわけです。

どの地点かはっきりしませんが、暗黒の洞穴を一人歩きする部分がありました。私を入れて一行は8名です。リーダーのKさんが先に進み、3分置きに一人で歩きます。私はあちこち見て撮影しながら進みましたが、他の皆さんはどう感じたのでしょうか・・。30分近くはしーんとして、全く孤独な存在と空間でした。
通路上のプール 1 通路上のプール 2 通られないプール


最初に洞内マップに記された場所の様子を見ましたが、そのほかにも名前が入れられているところがありました。もっとあったのでしょうが、撮影できたのは「大坊主・小坊主」「白磁の柱」「千仞の間」「二子山」でした。千仞の間は無数のつらら石と石筍ですが、他の3コマは巨大な石筍です。
大坊主・小坊主 白磁の柱
千仞の間 二子山


天井から下がっているストロー(鍾乳管)です。あまり巨大なものは見つけられませんが、本当にストローの管のように下がっています。1コマ目はストローと小さなカーテンですが、何故かカーテンは見つかりませんでした。

3コマ目の画像は、今まさに作られつつある様子です。表面が氷のように白く(方解石の結晶)、中が中空になっています。長さは10センチもあったでしょうか・・。
ストローと小さなカーテン ストロー 2 作られつつあるストロー
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