location:uchinome.jpトップ>岩手の鍾乳洞安家洞探検>その2

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岩手県の北上山地は、地質年代に作られた石灰岩が主になる山地です。石灰岩は、空気中の二酸化炭素がと
け込んだ地下水の流れにより、長い間には溶かされて行きます。その気の遠くなるような時の流れにより、地下
の石灰岩中に穴が開き洞窟を作ったのが鍾乳洞になって私たちの目に触れてきます。

地下水に溶かされた石灰岩は、水のしずくになって洞窟の上から落ちてきます。この決まって落ちてくる場所に は、長い間には溶け込んだ石灰分が沈殿し、石灰化して石になって行きます。これが筍(タケノコ)のようになる
ことから、石筍(セキジュン)と呼ばれます。

一方、天井からもしずくが落ちてくるのですが、これも先端部に石灰分が岩石化して長いつらら状になっていき
ます。これが鍾乳石と呼ばれるものです。この場所の鍾乳石は2メートル以上あったと思われます。

鍾乳洞には、きれいな地下水の流れがある事が多いのですが、安家洞にはありません。清流があったと思わ
れる場所には岩盤や泥状のものがあり、清流による浸食はかなりの昔に終わりを告げています。


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つらら石 1 つらら石 2
つらら石 3 つらら石 4
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