![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
---|---|---|---|
![]() |
![]() |
![]() |
location:uchinome.jpトップ>自然の表情>風景の表情>岩手田野畑村・鵜の巣断崖 |
サイトマップ |
![]() |
三陸海岸の景観としての特徴は、宮古地区を中心にして北と南では大きな変化が見られることです。簡単に説明しますと、宮古以南の海岸は地形が沈降し入り組み典型的なリアス式海岸の様相ですが、宮古以北の海岸は海底が隆起して作られたために、容易に人を寄せ付けない断崖絶壁的な海岸線が見られます。
|
駐車場からは車が使えませんので、距離にして500m程を歩きます。ほぼ直線道路であり高低がありませんので、周囲の木々の緑を身体で感じながらのんびりと歩くことが出来ます。つきあたりにさんぽ道案内図があり、断崖から見下ろすだけでなく、実際に海岸線まで降りて散策できるコースの解説があります。 時間があればトライしたいなと思う反面、150mの崖の上り下りや往復を考えると思いつきでは出来ないようです。鵜の巣断崖から白池海岸まで延長3.2km、時間にして1時間30分ほどかかるからです。そしてここまで戻るとなると無理な話になります。 |
![]() |
![]() |
![]() |
崖っぷちにはコンクリート製のフェンスがあり、頑丈な木材で作られた展望台が二カ所あります。広くて見晴らしが良いのは断崖側の方でした。たまたまでしょうが、ほとんど訪れる方が無くカメラを構えているのは私と息子の二人だけでした。からりとした青空はなかったのですが、展望台からの眺めは大変素晴らしく北山崎の方まで見えています。 展望台は二カ所にありますが、見晴らしの良い展望台は断崖に近い方であり、そこから20mほど離れた小さな展望台でも撮影が出来ます。撮影した画像からお分かりのように、奥の方に見えている島越漁港(松の小島)まで直線距離にして3kmほどあります。海岸線は一直線ではなく半島状の出っ張りが五つあることがお分かりかと思います。 展望台から撮影する限られた場所ですから、左右に動いてみたところで画像には大きな変化がありません。あいにくの曇り空ですが、特有の濃霧が無く遠くまで見えていたのが幸いでした。最後の二コマの画像は、200mmのレンズで引いてみました。 鵜ノ巣断崖一帯は、三陸海岸北部に見られる典型的な隆起海岸地形である。これは、一帯を構成する北上丘陵が、長い年月を経たことで海岸段丘面の波食の作用を受け形成されたものである。海岸段丘は、波食が緩やかな場所では低地部が残存したりするが、三陸海岸北部一帯は海流の影響などで波が荒れやすく海食、とりわけ波食が活発であり、また太平洋に面しているため、地震活動による津波の影響も受けやすい。 そのため、海岸段丘面の下部がほぼ全面に亘って削り取られたような形となっている。それゆえ、頂上部は平坦な丘陵地帯を形成するのに対し、ほぼ垂直に切り立った崖が展開される。また、このような作用から、この鵜ノ巣断崖はほぼ規則的に鋸歯状になっているのも特色である。これは、比較的脆い地盤が波食の作用を受けると、削り取られて窪んだ部分に波力のエネルギーが収斂されるからである。 (※ウィキペディアから) |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
7月24日に発生した岩手北部地震で、鵜の巣断崖に今まであった亀裂が広がる可能性があると言うことで立ち入り禁止の場所がありました。ちょうど太平洋側に面する断崖の部分であり、立ち入り禁止のロープが張られてあります。多分ですが、この場所からは眼下に広がる150m下の景観が見られたはずです。安全な離れた場所から断崖の上部を見ると、これが崩落したら怖いなと思われます。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |