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location:uchinome.jpトップ>自然の表情>植物の表情>月下美人開花 |
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8月上旬のことでしたが、妹の家から花芽が二個着いた月下美人の鉢がやってきました。名前は知ってはいたのですが、実物を見るのは初めてのことでした。ほんの小さな1センチほどの花芽です。一旦鉢を置いたら動かすと芽が落ちるよ・・とのことで、軒下に置いて観察することになりました。お盆が過ぎる頃になり、どんどんと大きくなってきた花芽でした。 |
(※以下の説明文章はウイキペディアからの引用です。) 古くから珍奇栽培植物として一部では熱心な栽培家も少なからずおり、栽培株の開花がマスコミで珍しい現象としてニュースになったりした時代もあるが、高い技術を持つ趣味家でなくとも比較的簡単に栽培できる為、近年のガーデニングの流行で人気がでて、栽培者も広く普及して増えてきた。 一年に一度しか咲かないが、手入れをきちんとすると2度咲く。花を咲かせるだけの栄養素の蓄積や体力回復のゆとりが、成長期に十分あるかどうかの問題である。新月の夜にしか咲かないといわれる。 |
日本での栽培下では6月〜11月の夜に咲き、手入れがよく株の体力が十分に回復する余力があれば、2カ月から3カ月後にもう一度咲かすことができる。つぼみは初期は垂れ下がっているが、開花直前になると自然に上を向き膨らみ、夕方に芳香を漂わせはじめる。これも、小型のコウモリ類がホバリングをしながらやや下を向き、舌を伸ばして顔を花粉まみれにしながら花の蜜と花粉を舐めとる事への適応と考えられる。 |
20〜25センチの花弁はあくまで白く美しく、辺りに顔を近づけると目に沁みるほどの強さの素晴らしい芳香を漂わせる。この花の開花時間帯、小型哺乳類サイズの小動物の訪花に耐える大きさと強度、闇夜でも目立ち接近を容易にする芳香と闇夜の薄明かりに浮かび上がって見える白い花、また昆虫にはもてあますほどの花粉や蜜の量や質である。原産地の野生状態では、新大陸熱帯地域に特徴的な花蜜・花粉食の小型コウモリ類を誘引し、花粉を運搬させて受粉を行っていることへの適応と考えられている。 |
私の悪い癖で、どうなっているのかな?とのマクロ撮影ですが、これは撮影しない方が良かったなと思います。あまりにも内部の様子がグロテスクで、月下美人のイメージダウンに繋がると思いました。でも、飛んできたコウモリの目(見えないのですが)になってご覧下さい。 暗黒の中で、確実に子孫を残す月下美人の苛烈な生き様であることを知りました。 やはり月下美人の花は、遠くから花全体を眺めるのが一番だと思います。いかなる絶世の美人とて、接近して拡大撮影されたら困ることもあると思われます。来年は最初から置く場所を考えて、全体の様子を撮影したいものです。 |
花の中をじっくりと観察すると、雌しべの先端部はイソギンチャクの触手のように拡がり、中央部には穴が開いています。雌しべの奥には黄色の花粉の詰まった葯がびっしりとあります。
同株での受粉はしないので、やがて花はしぼんで枯れます。別の株の花が何個かあり、コウモリが来なくても人工授粉をさせると結実することがあると言います。 |
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