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location:uchinome.jpトップ>自然の表情>植物の表情>満開の小岩井一本桜 |
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例年にない春の暖かさで、予想よりも早く岩手県内の桜の開花が早まりました。昨年のNHK朝ドラ「どんど晴れ」で、一躍観光名所になった小岩井農場一本桜です。昨年は有名になり連日の観光客で賑わったのとは裏腹に、肝心の花芽が野鳥の「うそ」に食われてさびしい開花でした。今年は「うそ」の食害から守ろうと対策等をとったようですが、県内各地の桜も「うそ」の食害がほとんど無かったようです。
私にとって小岩井農場一本桜は、今年で3年目の開花時期の訪れになります。NHK朝ドラ「どんど晴れ」の影響で一躍岩手の観光名所になり、春の開花時期のみでなく年中通しての観光ルートになっています。私も盛岡市に来る度にここまで足を伸ばすのですが、いつ訪れても観光客やカメラマンの方で賑わっています。雄大な岩手山の裾野に広がる牧草地に一本だけ生えている桜の木の姿、厳しい自然の中で生きていく逞しさと元気さを見に来る皆さんに与えてくれていると私は思います。 この一本桜の撮影は場所的に厳しい制約があり、牧草地はおろか側まで行って撮影することは許されません。ですから撮影する場合は、ほとんど皆さんが同じ条件になります。いつも書いていますが、桜の木と岩手山の位置関係、天候による光線の変化、浮かぶ雲との位置バランス等々があげられます。今回はそのことを意識した上で、広角レンズによる画面と望遠レンズによる画面とを対比させてみましたし、僅かながら場所の移動等(30m位)も考慮してみました。 |
4月25日付けの新聞で満開の情報があり、26日には観光客で車が大渋滞とありました。早速26日早朝でしたが、盛岡まで高速で走りました。現地に着いたのが8時前なのに、予想通りの渋滞で動かれません。仕方ないので、かなり手前の乳業工場の駐車場に入れました。ここからは徒歩になります。 歩く距離はおよそ600m位ありましたが、普段は歩かない牧草地の端を歩きます。そのせいでゆっくりと桜の木を見ながら歩けました。そして新たな発見もあり、「うーん知らなかったなあ」・・と歩いたことに感謝です。それはいつも見ている一本桜の東側、しかも生えている木と同じ高さのレベルからの撮影が出来たことでした。 広角ズームレンズによる東側の牧草地から見た一本桜です。桜の木の高さが目線と同じになることがお分かりだと思います。 |
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いつもなら駐車場に車を置いて道路を渡り、牧草地の端にあるフェンスから撮影する場所です。横に移動できるとしても、せいぜい30mほどです。あえて正面としましたが、この場所が定番の撮影場所なのです。しかしです、今日はこの場所は本格的撮影のカメラマンと大型三脚の放列で、気の弱い方なら近寄れない雰囲気になっていますし動きが全くないのです。 |
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広角レンズによるテレビカメラ付近(左側一杯の場所)から見た一本桜です。桜の木の高さは見上げる角度になりますし、バックの岩手山の位置が微妙にずれてきていることがお分かりかと思います。ここから更に左には立ち入ることが出来ません。 |
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ここからは望遠レンズにより撮影した画像です。最長ズーム200mmにすると桜の木全体が入りませんので、桜の木全体が入るような位置にしてみました。 望遠ズームレンズによる東側の牧草地から見た一本桜です。バックに霞む山々は雫石町駒ヶ岳方面の山並みになります。 |
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正面の駐車所前から撮影した様子です。咲き誇る枝先と大地にがっちりと根付く部分の様子です。 | ![]() |
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テレビカメラ付近(左側の場所)から見た一本桜です。遠くに霞む岩手山頂上が見えていますし、最大に引いて花の後ろに見える山肌の残雪を残してみました。 | ![]() |
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ここしばらく肌寒い日が続いています。26日訪れたときは満開ですが、まだ二三日は楽しめそうな小岩井農場一本桜です。もし出かけてご覧になる場合は、現地の駐車場はほとんど使えませんので手前の乳業工場の駐車場から歩くことをお勧めいたします。ちょっと距離がありますが、春の日差しを浴びながら歩きますと、今までとは違った姿の一本桜を見ることが出来ます。 私も機会あるごとに訪れていますが、いつ見ても岩手山とのバランスが良く、心に残る風景になっています。 |