サクラのシーズンになり、岩手県内のサクラの名所を検索すると、必ず出て来るのが小岩井農場にある一本サクラです。サクラの開花シーズンのみならず、雄大な岩手山麓の牧草地にどっしりと立っている一本サクラは、季節を問わず訪れる人をとりこにしています。
現地は、小岩井農場中心地にある「まきば園」から北に少し入り、雫石広域農道で小岩井乳業工場から500mほど行った道路脇になります。広大な牧草地の丘に、一本のエドヒガンサクラが立っています。牧草地は囲いがあって中には入られませんし、撮影ポイントは40mの幅もあるでしょうか。ここからの岩手山は頂上部分が見えるのみで、山頂までの距離はおよそ10kmほどになります。
有名になった由緒として、映画「壬生義士伝」のシーンに登場してからとのことです。私も映画のラストシーンで確認しましたが、冬の明け方早朝、朝日の出に頂上が輝くとき、ぽつんと立つ一本のサクラの木の力強さが印象的でした。
サクラの木と牧草地、山肌と空の色、そして光のまわり具合・・、この組み合わせで、四季折々の姿を撮影する事が今後の課題になりそうです。ここでは、2006年の春に撮影したサクラの様子を基本にし、可能な限り同じ場面の様子を四季折々に探ってみたいと思います。(夏と秋はこれからです)
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