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       岩手・小岩井農場一本サクラ


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サクラのシーズンになり、岩手県内のサクラの名所を検索すると、必ず出て来るのが小岩井農場にある一本サクラです。サクラの開花シーズンのみならず、雄大な岩手山麓の牧草地にどっしりと立っている一本サクラは、季節を問わず訪れる人をとりこにしています。

現地は、小岩井農場中心地にある「まきば園」から北に少し入り、雫石広域農道で小岩井乳業工場から500mほど行った道路脇になります。広大な牧草地の丘に、一本のエドヒガンサクラが立っています。牧草地は囲いがあって中には入られませんし、撮影ポイントは40mの幅もあるでしょうか。ここからの岩手山は頂上部分が見えるのみで、山頂までの距離はおよそ10kmほどになります。

有名になった由緒として、映画「壬生義士伝」のシーンに登場してからとのことです。私も映画のラストシーンで確認しましたが、冬の明け方早朝、朝日の出に頂上が輝くとき、ぽつんと立つ一本のサクラの木の力強さが印象的でした。

サクラの木と牧草地、山肌と空の色、そして光のまわり具合・・、この組み合わせで、四季折々の姿を撮影する事が今後の課題になりそうです。ここでは、2006年の春に撮影したサクラの様子を基本にし、可能な限り同じ場面の様子を四季折々に探ってみたいと思います。(夏と秋はこれからです)




                  冬の一本サクラ

厳冬期に小岩井農場の奥まで出かける事はないのですが、今年は暖冬でもあり道路には雪がほとんどありません。たまたま用事で盛岡に出かけたとき、あまりにも良い天気と岩手山の姿を見て訪れてみました。積雪が無くて、名物の岩手雪祭りも規模を縮小して行われています。その様子を見ながら車で現地に向かいました。

春先に見た様子とは違い、一面の雪と晴れ上がった青空、そして雄大な岩手山のみの風景です。右端の方にかかった雲がなかなか移動せず、しばらく眺めながら場所を移動して撮影していました。現地には数人のカメラマンが同じ思いで眺めています。

立ち入り禁止の牧草地ですが、雪だけなので良いと思った方がいたのでしょう。サクラの木まで足跡が続いています。旨い具合に折れ曲がっていて、単調な雪原にアクセントをつけてくれています。

広角レンズでの画像 広く紹介されている一本サクラ。
どっしりとそびえ立つサクラの木。 縦位置にして手前から見た様子。本来は立ち入り禁止なのですが、サクラの木まで歩いた跡があり、変化のある情景になっています。




                  春の一本サクラ

撮影したのは2006年5月12日のことでした。あいにくのうす曇り空でしたが、山肌と残雪のバランスが素晴らしく映り、満開のサクラの彩りが印象的ですが、光線状態の変化で微妙に色が変わります。サクラの木、牧草地、山肌と空の色・・、この組み合わせでどう撮影するか。大変ですがこれからの課題になりそうです。

観光シーズンでもあり、ひっきりなしに訪れる車と撮影するカメラマンが多かったと思います。
超広角レンズでの画像 広く紹介されている一本サクラ。
どっしりとそびえ立つサクラの木。 縦位置にして手前から見た様子。