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location:uchinome.jpトップ>自然の表情>植物の表情>北上市稲葉湿原・ザゼンソウ |
サイトマップ |
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R107から1.2kmほど盛岡に進んだところに稲葉神社があります。ここ北上市和賀町藤根には、以前には陸軍の飛行場があった広大な原野(後藤野)がありました。この神社の東側にある稲葉湿原には、地域の自治会の皆さんが大切に管理してきたザゼンソウの大群落があります。 豊かな地下水は、此の稲葉湿原に、ざぜん草、エンコウ草など数々の植物群を育み、平地では他には例のない貴重な場所として大きな注目が寄せられている。特に、ざぜん草は自生地としては本州の東限ではないかと言われ、この大群生は西に広く分布し東北一とも言われている。(※現場にあるざぜん草の里案内板から) |
私が訪れたのは、3月18・19日の二日間でした。この湿原までの道路脇には、「北上ざぜん草まつり」の幟がはためき、神社の駐車場には「北上ざぜん草の里」の大きな看板が設けられていました。かなり雪が融けてはいるものの、日陰や清流の脇にはごっそりと残っています。 駐車場から湿原に入る場所には手すり付きの階段が作られ、湿原の中には頑丈な木材で作られた通路が作られてあります。やっと芽吹き始めた状態でしたが、あちこちに小さな芽が見られますし開花しているものがありました。 |
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湿原内の芽吹きの様子です。やっと芽吹いたいう感じのものがほとんどで、開花しているものは所々にしか見られません。そして残念だったのは、開花している紫褐色の仏炎苞のほとんどが、通路から見ると背中を向けて居ることです。訪れた方のほとんどが、こっちを向いていればなあと話していました。 |
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ザゼンソウが開花する時、花の内部で発熱があり25度からら30度位温度が上がると言われます。そのためでしょうか、開花時には周囲の雪を溶かすとのことでした。ここではそのように見えるものを集めてみました。 実際に何度あるのか測定しなくては分かりませんが、皆さんが訪れている場所では無理な話ですし、その行為は疑問視されます。この発熱現象についてネットで調べてみましたが、難しい理論の裏付けがあり難解でした。ただ言える事として、生きている生物には全て体温があり、外気温よりは温度が高いと言うことです。厳冬期でも休眠中の植物は、決して凍ることがないことからもうなずけます。 |
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ザゼンソウ(座禅草)は、サトイモ科の多年草。仏像の光背に似た形の花弁の重なりが僧侶が座禅を組む姿に見えることが、名称の由来とされる。 また、花を達磨大師の座禅する姿に見立てて、達磨草とも言う。 寒帯、および温帯山岳地の湿地に生育し、開花時期は1月下旬から3月中旬。開花する際に、肉穂花序(にくすいかじょ)で発熱が起こり約25℃まで上昇する。そのため周囲の氷雪を溶かす。発熱時に悪臭を放つことから英語では Skunk Cabbage(スカンクキャベツ)の呼び名もある。(ウイキペディアより) |
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まだまだ葉っぱが開きませんが、葉っぱの様子が分かるものを選んでみました。4月になったら葉が開いてくるのでしょうか・・。 葉の開かない、まだ巻いたままの葉束のそばの根元から1花序を地上に出し、下は竹の皮状の鱗片で包まれている。 |
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ザゼンソウ・フアンの方には叱られますが、私個人としては今まで好きになれなかった植物でした。その大きな理由の一つは、大型の花であり嫌な臭いがするからです。しかし、山野草の春二番と書かれた記事を見てから、やっぱり目を向けなくてはと思ったわけです。 |