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      40年前の陸中山田荒神社祭典


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アーカイブス山田編にも書いてありますが、私が山田町船越に転勤したのは1964年(昭和39)の4月でした。小学校時代に陸前高田市広田で育った私は、海が大好きであちこちに出かけて写真を撮りました。船越地区田ノ浜にある荒神社は、夏は海水浴場として賑わいますし、7月下旬には地域を挙げての荒神社祭典がありました。神輿が船に乗せられ、十数隻の船にひかれて動く曳舟を始めて見た私は、夢中になって撮影した記憶が残っています。

この画像は、1964・65年(昭和39・40)の二年間に撮影したフィルムから選んで見ました。この時、私はお願いして神輿を引く前の船(太神楽が乗る)に乗船し、35mmと135mmのレンズを使用して撮影しました。当時のモノクロフィルムは少々カビが生えたりしていますし、リバーサルフィルムも退色していますがご了承下さい。


神社前の砂浜に、神輿を乗せる船が静かに待っています。待機しているそれぞれの船にはロープが繋がれていましたし、満艦飾に飾られた大漁旗がはためいています。
荒神社祭典 1 荒神社祭典 2 荒神社祭典 3

神社から神輿が降りてきました。太鼓と鉦(かね)を打ち鳴らす太神楽が、神輿のそばで景気をつけています。大勢の男衆に担がれた神輿は、砂浜を練り歩きやがて海に入ります。ここの海岸は遠浅ではありませんので、あまり波打ち際から沖の方には出られません。

かなりの重さのある神輿ですから、海中から持ち上げて船縁から乗せるのは大変だと思われます。やがて波打ち際に寄せられた船に神輿が乗せられ、中央に設けられた場所にしっかりと安置されます。
荒神社祭典神輿 1  荒神社祭典神輿 2 荒神社祭典神輿 3
荒神社祭典神輿 4 荒神社祭典神輿 5 荒神社祭典神輿 6

神輿が安置された船の前には、船越湾漁協の半纏を着た男達が太鼓や鉦(かね)を打ち鳴らし景気をつけると、それに合わせて舞手が船首の踊り場に出て舞い踊ります。その後ろでは権現様をかぶり、合わせて踊っていました。
荒神社祭典太神楽 1 荒神社祭典太神楽 2 荒神社祭典太神楽 3
荒神社祭典太神楽 4 荒神社祭典太神楽 5 荒神社祭典太神楽 6
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