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location:uchinome.jpトップ>ドキュメント>釜石市・貨物船海に戻る(ダイジェスト版) |
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打ち上げられた貨物船・・・ |
7:48 引き上げ準備・・・ 大型のクレーン船を見たのは初めてですが、作業現場に着いたときは船を吊すワイヤー(両側に16本、合計32本)がたるんでいましたが、車から降りた時はピーンと張っていました。慌ててカメラを持って近くまで寄ってみました。 作業現場はタグボートのエンジン音が響き、クレーンの動き等は一切分かりません。後で気がつきましたが、2,300トンもの船を引き上げるのですから、その動きは微々たるものだったとおもわれます。 ここでは、クレーン船と引き上げられる船の全体の様子、32本のワイヤーで吊される船の様子、船首部分が防潮堤にくい込んでいる様子を紹介します。 |
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8:57 引き上げる・・・ クレーンのワイヤーが微々たる動きで吊り上げていますが、はっきりとしないのは最初の場面だけでした。クレーンの台座付近に『洋翔 YOSHO』と書かれてありますが、この文字の沈み具合で引き上げているのが分かります。YOSHOの文字が沈みかけた頃、ゆらりと船底が岸壁から離れたのが分かりました。 最終的には、現場で作業をしている方の身長の倍ぐらいの高さまで引き上げられましたので、高さにすると3m位かなと思われます。 |
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9:11 海に戻すために方向を変える・・・ |
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9:31 下ろして着水させる・・・ 岸壁とほぼ並行になると、ワイヤーが戻りゆっくりと船底が海面に近づき着水しました。それにしても船底は平らで、大きな鍋とでも言えそうです。海面に降ろしたら何処まで沈むのか気になりましたが、意外と沈まないのには驚きました。赤い喫水線までは8m程ありますが、これは荷物を積んだときのことです。拡大してみたら1m程しか沈んでいません。 引き上げ作業をするために、燃料や積み荷の金属部分を撤去して軽くしたと言いますので、ほとんど沈んででいない事になります。もっと沈み込むと思っていましたので意外でした。 これ以上ワイヤーがたるまず、船体も沈みそうもありません。ここからの作業に時間がかかりますので現場を離れました。引き上げられてからほぼ2時間ほどで、7カ月ぶりに海に戻された貨物船「ASIA SYMPHONY号」でした。 |
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接岸・・・ 無事着水したので、現場を離れ山田町大浦まで走りました。最後の勤務地での住宅が大浦地区にあり、ここで3年間生活した懐かしい場所です。大津浪で壊滅状態になった大浦地区や、外洋に面している小谷鳥地区を訪れあまりの変わりように言葉がありません。 しかし、大浦地区でも復旧に向けての作業が進み破壊された岸壁の改修や、漁協女性部の皆さんが復旧作業に総出で取り組んでおられました。 大浦からの帰りに釜石市の現場を訪れましたが、クレーン船からのワイヤーが外されタグボートに曳かれて沖合に向かっていました。また、7カ月ぶりに海に戻された貨物船は漏水等の点検を行い、その後は曳航されて広島県の江田島まで向かうと聞いています。 |
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