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          南笹間山伏神楽権現舞


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2007年7月1日のことでしたが、旧和賀郡内の大乗神楽団体が一堂に参集し「大乗神楽の里に神遊ぶ」と題して神楽を奉納されました。神楽入門者の私は、今まで見たことありませんので早速訪れました。

※会場が明るかったのと、かなりの距離があったためストロボは使用しておりません。少々ピントが甘いのですが、ご
  容赦ください。

和賀地方の八幡宮は、和賀氏本城二子城に勧請された二子八幡宮を中心に郡内八ヶ所設けられ、その一社が笹間八幡宮です。慶長十一年の銘がある獅子頭(市指定)があり、祈祷に使用された痕跡があります。江戸時代初頭には、神楽が活動していた事を物語っています。ご隠居さんと呼ばれ大事に保存されています。

神楽は、明治以後地域での様々な変遷を経て、昭和になって平藤時次郎が創設しましたが、戦後一次廃れ、小原五助師匠らが昭和二十六年に復活させて現在にいたっています。

大乗神楽は、幕神楽の最後に権現舞を行います。笹間大乗神楽は、熊野代権現を降臨させて、本日新たに開眼した権現様が永岩法印没後百三十年記念奉納にお越し頂いた方々を祈祷します。伏獅子の解釈は団体によって違いますが、笹間では、倶利伽藍龍王を表すとしています。不動明王の使者「龍王」が剣に巻き付き勝利した経文解釈によります。大乗神楽の獅子頭には、耳がなく、幕の模様は鱗で「龍」や「蛇」であるとされています。

伏獅子では、扇や剣を持った舞手が、獅子にそれを呑ませます。獅子は鳴き声をあげながら獅子の体内で清め吐き出します。(※会場で頂いた資料から)


下舞です。扇を持ち舞ながら、その後、首にかけた大きな数珠を手にして舞っていました。
下舞 1 下舞 2
下舞 3 下舞 4

祭壇の後ろには白い紙を被った権現様が置かれていますが、開眼法要儀式前に行われた権現舞です。
権現舞 1 権現舞 2
権現舞 3 権現舞 1
権現舞 1 権現舞 6
権現舞 1 権現舞 8
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