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いよいよ歳戸木の下に点火されましたが、今年の歳戸木は一気に燃えてくれません。もの凄い煙が立ち上がり、上にいる男衆が見えなくなる位でした。途中で何回も「降りろー」と叫ばれていましたから・・。
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去年はもの凄い降雪で気がつかなかった情景です。歳戸木の下で燃え上がる大きな枝を持った男衆は、燃えたまま雪の上を横に払いながら神社の脇の入り口に向かい、全力で入り口の上の部分を叩きます。もの凄い火の粉が散り、火の粉を浴びることで身を清めるとのことでした。

入り口には氏子の長老が居て、若い男衆に「まだまだ、もっと・・」と気合いを入れています。時には床の上の木を長靴で踏みつけ、「まだまだ・・」と睨みつけていました。木の枝を叩き付ける男衆の気合いと、火の粉を浴びて居る長老との対比がもの凄く印象的でした。

お堂の中に入った男衆は、格子戸や壁、床を力一杯叩きます。あちこち黒くなっていますが、叩かれた事によってススが付いた跡でした。こうやって蘇民袋の争奪場を清めているのでしょう。
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