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      伊手熊野神社蘇民祭・別当登り


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午後十時頃から別当登り・袋登りが行われました。祓い棒を持った男衆は、一歩一歩雪の道路を叩き(祓い)石段を登ってきます。続いて熊野神社の別当さん、蘇民袋を携えた厄年の男衆二人が両手で蘇民袋を持ち、袋の先端をしっかりと口にくわえていました。

蘇民袋の両端をがっちりとくわえているのは、神社に入る前に蘇民袋を途中で奪われないように守っているのだ・・、と後日教えられました。途中で奪われたら、その後の争奪戦は出来なくjなります。従ってこの役目の男衆は、責任重大だと言うことでした。古き良き時代にはそんなこともあったのかなと、ふと思ってしまいました。
別当登り 1 別当登り 2 別当登り 3


蘇民袋の中には数多くの蘇民札が入っていますが、中に12個の特別のお守りが入っていると説明がありました。これを拾った人は幸福になると言います。

燃えにくかった歳戸木のやぐらは完全に火が回り、周囲10m以内には近寄れませんでした。昨年も勢いよく燃える歳戸木のやぐらを見て、良く崩れないものだと思っていました。側にいた長老の方にお聞きしたら、「しっかりと互い違いに組むのす・・」と話しておられました。10人以上の男衆が登っても崩れないように組むのも、長年培ってきた技なのかなと感心しました。

別当登り 4 別当登り 5 燃え上がる歳戸木
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