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      伊手熊野神社蘇民祭・蘇民袋争奪


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祓い棒で地面を叩き(祓い)ながら、男衆が登ってきたのが午前0時ちょっと前でした。神殿の中では、蘇民袋に願いを込めて祈祷が行われています。狭いお堂の中は熱気があふれ、中に立ち入る隙間がありません。男衆達も今か今かと格子戸に登り待っています。
蘇民袋争奪 1 蘇民袋争奪 2 蘇民袋争奪 3

御膳0時10分過ぎ、やっと蘇民袋がお堂の方に出て来ました。ここからは一気にエネルギーが爆発し、厄年の男衆はもちろんですが、一般の参観者も入り交じっての蘇民札の争奪戦です。カメラを持った私は中にはいることが出来ないので、入り口からカメラを両手で持ち上げシャッターを切りました。

お堂の四隅上に三角の板があり、そこに登っている人が4人ほど居たようです。次の日の新聞には、その場所から撮影したと思われる写真が掲載されていました。
蘇民袋争奪 4 蘇民袋争奪 5 蘇民袋争奪 6
蘇民袋争奪 7 蘇民袋争奪 8 蘇民袋争奪 9

最初にもふれましたが、今年で172回目の熊野神社の蘇民祭です。古き良き時代から400年間も受け継がれてきた蘇民祭は、無病息災家内安全を祈る人々の願いの姿でもあります。これから生活習慣がどのように変われども、若い人々によって受け継がれていくものと信じます。

2006年2月20日から、江刺市は奥州市として発足します。江刺市としては最後になる伊手地区熊野神社蘇民祭、奥州市になっても続けられていくことを祈念します。

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