花巻市・胡四王蘇民祭に戻る

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男達の後ろが社務所内の遙拝殿です。ここでその年一年の国家安穏・五穀豊穣を祈る神事が行われる間、祭壇の方を向いて待機していました。神事が終わり裸参りが始まりますが、代表の方々八名の皆さんが手桶の水をかぶり身を清めます。「せーの・・」の合図で頭の上から水をかぶります。赤い下帯姿の方が代表のようでした。

カメラの連写機能を使い、一秒間四コマの撮影をしてみました。珍しい目前の様子なので、私も含めて場所取りが大変でした。一番有利なのが、おばちゃんカメラマン(失礼ですが)です。「ご免なさい・・」と言いながら、するすると一番前に陣取りしゃがみこみます。これには参りました。もっと離れて、みんなが撮影できるようになればいいのですが・・。餅つきの様子もそうでした。

清めの水 1 清めの水 2
清めの水 3 清めの水 4


いよいよ裸参り行列が出発します。出発前の一時ですが、行列の先に行って撮影する私にとって、今度は大変な上りの階段になります。

先へ先へと行ってないと撮影できませんので・・。
裸参り出発前の様子。 さっき下ってきた石段を今度は登りながら撮影します。登るだけで精一杯ですから、本当に大変です。


裸参り・・・社務所前広場から天狗(猿田彦命)を先頭に、胡四王神楽、蘇民袋とともに裸参りが松明(2m程の棒に布を巻き、灯油をしみ込ませたもの)を手にし、雪の積もっている石段を一歩一歩登り胡四王山頂を目指します。距離にしておよそ500m、標高差100mぐらいある参道です。

松明を持っていたのは総勢四十名を超え、年祝い男達のほかに女子高校生の集団もいました。下で見ていたので分かったのですが、クラブ活動の代表の方が裸参りに参列していて、その方の応援のようにも見えました。

坂道の途中で松明の交換がありました。灯油をしみ込ませた布ですから、火の勢いが徐々に小さくなっていきます。最後の方の松明が勢いよく燃えているのは、交換したばかりのものです。油煙がもの凄く、辺りが煙と臭いに包まれます。私の追っかけはこの辺が限界になり、坂道にどーんと腰を下ろし寝転がりながらの撮影がやっとでした。

餅つきの場面に出ていた小学生ですが、大人達に負けない姿で松明を手に坂道を登ります。後ろにいるのがお父さんでしょうか、子どもの様子を見守りながら一緒に登っていたのが印象的でした。
参道から石段にかかる辺りの様子 行列全体を上から見下ろした状態です。かなり急な坂なのです。
どんどん迫ってくる行列 天狗(猿田彦)、神主、胡四王神楽と行列が続きます。
裸参りの男達 1・・・今回一番のお気に入り画像です。背景画像にも使いました。 裸参りの男達 2
新しい松明に交換したので火の勢いが強くなっています。 松明を持ち、一歩一歩登る小学生とお父さん。半纏に黒石蘇民祭の文字が見えています
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