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坂の途中でダウンし、行列に遅れてやっとの思いで頂上まで登り切りました。

胡四王山山頂にある神楽殿では、胡四王神楽が舞われていました。演目は「天王舞」となっています。辺りには参拝客が沢山見えられ、いやが上にも雰囲気が盛り上がっていました。
胡四王神楽 1
胡四王神楽 2 胡四王神楽 3


浄火祭・・・胡四王山頂の神社に登り着いた裸参り連は、井桁に組まれた木の山に松明の火を一斉に移し、蘇民祭の行われる境内内外を清めます。残念ですが、頂上に遅れて着いた私はこの様子を見ることが出来ませんでした。

朝つきあげた餅が一般客にまかれ、神社宮司の手から裸の蘇民袋が投げ入れられ争奪戦が始まります。私もやっとの思いで、目の前に飛んできた餅を二個拾いました。

松明の火で燃え始める井桁に組んだ木。 餅まきの様子。なかなか拾うことが出来ません。


赤い下帯を巻いた代表の方でしょうか、蘇民袋の奪い合う上に乗り雰囲気が最高に高まります。

その後、腹帯の中から「護符」を取り出し周りの参観者にまき散らすのですが、この「護符」を求めて参観者の手が伸び上がります。白い護符が一瞬飛び散りますが、追いかけての撮影は大変でした。
蘇民袋争奪と護符まき 1
蘇民袋争奪と護符まき 2 蘇民袋争奪と護符まき 3


後ろ向きになっていますが、裸参り連に参加した中学生です。やはり護符まきをしています。 護符まきをする中学生 1 護符まきをする中学生 2

先ほど出てきた最年少の参加です。みんなに担がれて、ぐるりと回されました。水沢黒石寺の半纏を着ていたので、二月の黒石寺蘇民祭に参加すると思われますね・・。 最年少参加者の小学生 1 最年少参加者の小学生 2

蘇民袋争奪のもみ合いです。肉弾戦の男達に、境内にある水道から水を汲み、頭の上から思いっきりかけられます。そうすると水がもみ合いの熱気によって湯気状になり、もやーっとした状態で周囲にただよいます。

蘇民袋の争奪はこの境内でつくのではなく、もみ合いながら先ほど登ってきた石段を下りて、麓の社務所前で決着がつくようでした。さすがの私も、追いかけて行く元気がありませんので見送って終わりにしました。
蘇民袋争奪の肉弾戦 かけられた水が熱気で湯気状になります。

蘇民祭の撮影を始めて、今年で三年目になります。今までの会場は神社仏閣の狭い拝殿の中、しかも時間帯が夜遅くに行われるのが一般的です。胡四王神社の蘇民祭は、午前九時から始まり午前中で終了します。撮影する皆さんにとっては、自然光線での撮影ですから格好の被写体になります。今回私が一番気に入ったのは、松明を掲げて雪の石段を黙々と歩く裸参りの様子でした。

来年来ることが出来たら、車は参道近くの麓に置き、大変ですが追いかけて坂を登り、また下っていけたらなあと思っています。それにしても体力がないと、追っかけの撮影は無理です。
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