黄色い手拭いの親方衆や、赤手拭いの檀家の次に下帯姿の男衆が続き、堰き止められた瑠璃壺川に次々に入ってきます。側には大きな手桶があり、これで水を汲み上げ頭から一気にかぶります。気温はマイナス3度ぐらい、水温はそれよりは温かいものの、「ジャッソー・ジョヤサ」の掛けなしではかぶられないと思います。
水深は膝上ぐらいですが、そのままかぶる人、じっくりと身体を沈めかぶる人・・色々でした。撮影している前で気合いを入れてかぶっている男衆達・・、ご苦労様という気持ち共に幸多かれと祈る思いで一杯でした。
手桶の側には、黄色手拭いの親方衆がじーっと見ていて、「ちゃんとかぶれー、三回だぞー」の声が飛んでいました。
つぶやきです・・・
瑠璃壺川の堰き止めたところは、コンクリートで平らになっている。待っている間に色んな話しが聞こえてくる。前にあったことだが、コンクリトーの上にいた人が押されて、高価なカメラを持ったままドボンと落ちたこともあった。あの人混みでは、最前列の人にはあり得るよなと納得する。
危険な場所は最高のショットが得られる反面、カメラごと水没する危険がある。自分だって、40分前に向こう側に川を越えて場所を確保した。それでも、最前列には行けなかった。みんな良い場面を撮影したくて、かなり前からこの場所を確保しているだから・・。
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