2007岩手水沢黒石寺蘇民祭に戻る


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夏参り(祈願祭)・・・午後10時

※ここからの説明文の一部は、会場で頂いた案内資料・購入した水沢観光協会発行の黒石寺蘇民祭から引用。

いよいよ今年の蘇民祭が始まりました。蘇民祭保存協力会・水沢市消防団の大きな角燈を先頭に、奥州市長以下の皆さんが角燈を手にして瑠璃壺川に降りてきます。100名を越す下帯姿の男衆に混じり、一般祈願者の皆さんが「ジャッソー・ジョヤサ」の掛け声と共に行列が進みます。

ちょっと暗い階段ですから、足下を確認しながらの行列でした。最後の画像は、角燈だけの明かりで撮影しましたが、ぼんやりと浮き上がる角燈が幻想的な様相を見せてくれます。

裸参り・・・、黄色い手拭いの親方衆や、赤手拭いの檀家を先頭に、庫裏を出た裸参りの行列は、正法寺の奥を源流とする瑠璃壺川(山内川)へと向かう。角燈には、墨書された厄年や祈願の文字が、ローソクの灯に浮かび出る。現在の裸参りは、一同が角燈の列をつくり、禊川で身を浄めると薬師堂、妙見堂を三周して終わる。
いよいよ蘇民祭が始まりました。赤手拭いの檀家の皆さん、黄色手拭いの親方衆、そして消防団の方を先頭に瑠璃壺川に向かいます。 行列の先頭と、市長と書かれた角燈が見えています。 下帯姿の男衆達・・、ちょっと寒そうです。
下帯姿の男衆達・・2 下帯姿の男衆達と一般の祈願者の皆さん。 角燈の様子・・・雪灯りのようにきれいです。


黄色い手拭いの親方衆や、赤手拭いの檀家の次に下帯姿の男衆が続き、堰き止められた瑠璃壺川に次々に入ってきます。側には大きな手桶があり、これで水を汲み上げ頭から一気にかぶります。気温はマイナス3度ぐらい、水温はそれよりは温かいものの、「ジャッソー・ジョヤサ」の掛けなしではかぶられないと思います。

水深は膝上ぐらいですが、そのままかぶる人、じっくりと身体を沈めかぶる人・・色々でした。撮影している前で気合いを入れてかぶっている男衆達・・、ご苦労様という気持ち共に幸多かれと祈る思いで一杯でした。

手桶の側には、黄色手拭いの親方衆がじーっと見ていて、「ちゃんとかぶれー、三回だぞー」の声が飛んでいました。

つぶやきです・・・
瑠璃壺川の堰き止めたところは、コンクリートで平らになっている。待っている間に色んな話しが聞こえてくる。前にあったことだが、コンクリトーの上にいた人が押されて、高価なカメラを持ったままドボンと落ちたこともあった。あの人混みでは、最前列の人にはあり得るよなと納得する。

危険な場所は最高のショットが得られる反面、カメラごと水没する危険がある。自分だって、40分前に向こう側に川を越えて場所を確保した。それでも、最前列には行けなかった。みんな良い場面を撮影したくて、かなり前からこの場所を確保しているだから・・。

この方は水ごり一番目の方でした。 水ごりの男衆達 1 水ごりの男衆達 2
水ごりの男衆達 3 水ごりの男衆達 1 水ごりの男衆達 5
水ごりの男衆達 6・・年季の入った様子が伺われます。 水ごりの男衆達 7・・この方も何回も頭から被っていました。 水ごりの男衆達 8・・一番気に入った様子でトップページの背景に使いました。


水ごりで身を浄めた男衆と共に、行列は薬師堂の前で参拝し、後ろの小高い場所にある妙見堂へと向かいます。薬師堂の脇には雪が少し残っていて、その上を進んで坂を登ります。
行列の先頭は檀家の方々です 市長さんもご苦労様です。 次々と行列が進み、妙見堂へと向かいます。
水ごり後ですから寒そうな男衆達。 厄年連「一友会」のおこもり小屋看板が見えています。 妙見堂への上り坂、照明灯がないのでさまい階段は大変です。


妙見堂を巡った行列は、薬師堂の拝殿に入ってきます。正面から入り、拝殿の中を一巡し外に出て行きます。角燈と行列の人人で溢れるほどでした。赤手拭いの檀家の方の側には、奥州市長と書かれた角燈を持った相原市長の姿が見られます。

この夏参りの行列は、瑠璃壺川、薬師堂、妙見堂巡りと三回続けられます。
正面から拝殿へと行列が進みます。 行列の先頭 1 行列の先頭 2
拝殿の中を巡る行列 1 人人の拝殿 1
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