◎岩手水沢黒石寺・蘇民祭
東奥の奇祭として有名な岩手水沢黒石寺・蘇民祭が、二月二十四日の夜から翌早暁まで行われました。多くの厄年連
中、一般祈願者の善男善女が手に手に角燈を持ち、五穀豊穣と災厄消除を祈願しました。 例年にない暖冬で雪はあ
りませんでしたが、明け方にはマイナス6度まで気温が下がりがっちりと冷え込みました。
午後十時の夏参り(祈願祭)から始まり、柴燈木登、別当登、鬼子登、そして見せ場の蘇民袋争奪戦へと展開されてい
きます。祈願祭での水ごりを始めて見ましたが、「ジャッソウ・ジョヤサ」の掛け声と共に、手桶で頭から水をかぶる様子
は圧巻でした。
◎2008奥州市黒石寺・蘇民祭
ポスター騒動であまりにも騒がれた黒石寺の蘇民祭、騒動もなく終わりました。大混雑するだろうと言う事前の予想と
は違って、観衆は報道カメラマンが圧倒的に多かったと思います。当日は猛吹雪になり荒れに荒れた天候です。その
ためでしょうか、昨年よりは一般の人出が少ない感じがしたくらいです。ビデオですと雪降りは風情がありますが、スチ
ール写真、ましてやストロボ撮影では雪粒が大きく写り大変でした。
◎2009水沢黒石寺蘇民祭ポスター
新年早々のことでしたが、新聞を見ていてあれれとなりました。東北新幹線水沢江刺駅で、歴代の黒石寺蘇民祭ポス
ターが展示されていると言う記事でした。昨年のことでしたが、JR駅構内に掲示不可という事で話題になった蘇民祭の
ポスターです。水沢区内のある建物でポスター展示があると聞いて駆けつけたのですが、昨日で終了しましたと言われ
がっかりして帰ってきたことを思い出しました。
◎2009岩手水沢黒石寺・蘇民祭
東奥の奇祭として知られる奥州市水沢区・黒石寺蘇民祭、2月1日から2日早朝にかけて古式伝統にのっとり行われま
した。昨年はポスター騒動であまりにも喧伝された蘇民祭でしたが、今年は報道陣も例年並みで、厄年連中、一般祈
願者の善男善女で賑わいました。
今回で四回目の見学になりますので、今年はどのように撮影するかを事前に考えていました。午後十時からの「祈願
祭での水垢離」、十一時半からの「ひたきのぼり」に集中して撮影してみました。
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