三貫島の様子・・・
釜石港から出発した時は、三貫島の正面に太陽があり完全に逆光線になりはっきりと見えませんし、はまゆり号もかなりの距離を置いて航行しました。遠くから眺めた程度の解説でした。帰りは凪も良かったので減速し、本当に側まで近寄り島の様子を見ることが出来ました。
ガイドさんのお話ですと全島上陸禁止になっていて、年に二回ほど山階鳥類研究所の調査の時に上陸するとのことでした。近くに行くと神社の鳥居があり、上の方には社があると言います。
私が興味を持ったのがこの島の岩石(地層の重なり)でした。古生代に堆積した岩石の上に、明らかに違う色の岩石層が見えていますし、褶曲したり傾斜がはっきりと分かるなど、地質学的に見ても面白いなと思ったからです。一番興味を持ったのが、黒い岩石の中に白い帯状の層があったことです。白い岩石層が何であるかは分かりませんが、複雑な堆積を繰り返して作られた地層からなる三貫島と言えそうです。
三貫島・・・ウイキペディアより
箱崎半島の南東方沖約1キロメートルにある、周囲約4kmの無人島である。植生は、タブノキを中心とした暖帯林で、オオミズナギドリやヒメクロウミツバメ、ウミネコなどの海鳥の繁殖地、ミサゴやオオワシなどの猛禽類の生息地となっている。そのため、1935年(昭和10年)12月24日に、国指定天然記念物「三貫島オオミズナギドリおよびヒメクロウミツバメ繁殖地」に指定されている。また、1981年(昭和56年)11月1日には国指定三貫島鳥獣保護区(集団繁殖地)にも指定されている(面積25ha、全域が特別保護地区)。また全域が陸中海岸国立公園に含まれている。釜石港から観光船「はまゆり」で遊覧出来る。
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