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     探訪の道番外編・・・帰りの絶景ポイント


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遠くに去りゆくどどヶ崎の様子・・・

姉吉港から出た観光船はまゆりは、釜石港を目指して帰りのクルージングになりました。来る時とは違い、太陽がかなり西の空に移動していて逆光線気味になりました。陸地の近くでは、イカ釣り船が待機していて釣りをしています。夕闇の訪れと共に、照明がつき海一面がきれいになります。アンカーを打っているのでしょうか、大きな揺れがあり乗っている方が手を振っていました。
全速力で走るはまゆり号、遠くに見える先端がとどヶ先です。それにしても良く歩いたものです。 船尾から見た水面、すごい水しぶきが上がっています。
漁を待つイカ釣り船。 沖合での釣りでしょうか、手を振って挨拶をしていました。


近くまで寄った船越大島(タブの大島)・・・

船越大島(タブの大島)は、かなり大きな無人の島です。若い頃の事になりますが、サークルの皆さんと植物の調査に来たことがあります。ご承知の通りタブの木が密生して居ることからタブの大島の名前があります。島の太平洋側は広い岩盤の平地があり、千畳敷と呼ばれていました。

白黒写真をかなり撮影したのですが、その時の天候が曇り空ではっきりとしない風景だった記憶があります。このような地形はあちこちにありますね。灯台が写っていますが、私が居た若い頃にはありませんでした。
タブの大島 5 タブの大島 6・・・千畳敷の部分。
タブの大島 7・・・ほぼ全景です。 荒神神社の側にある弁天島、ここにも灯台がありました。


三貫島の様子・・・

釜石港から出発した時は、三貫島の正面に太陽があり完全に逆光線になりはっきりと見えませんし、はまゆり号もかなりの距離を置いて航行しました。遠くから眺めた程度の解説でした。帰りは凪も良かったので減速し、本当に側まで近寄り島の様子を見ることが出来ました。

ガイドさんのお話ですと全島上陸禁止になっていて、年に二回ほど山階鳥類研究所の調査の時に上陸するとのことでした。近くに行くと神社の鳥居があり、上の方には社があると言います。

私が興味を持ったのがこの島の岩石(地層の重なり)でした。古生代に堆積した岩石の上に、明らかに違う色の岩石層が見えていますし、褶曲したり傾斜がはっきりと分かるなど、地質学的に見ても面白いなと思ったからです。一番興味を持ったのが、黒い岩石の中に白い帯状の層があったことです。白い岩石層が何であるかは分かりませんが、複雑な堆積を繰り返して作られた地層からなる三貫島と言えそうです。


三貫島・・・ウイキペディアより
箱崎半島の南東方沖約1キロメートルにある、周囲約4kmの無人島である。植生は、タブノキを中心とした暖帯林で、オオミズナギドリやヒメクロウミツバメ、ウミネコなどの海鳥の繁殖地、ミサゴやオオワシなどの猛禽類の生息地となっている。そのため、1935年(昭和10年)12月24日に、国指定天然記念物「三貫島オオミズナギドリおよびヒメクロウミツバメ繁殖地」に指定されている。また、1981年(昭和56年)11月1日には国指定三貫島鳥獣保護区(集団繁殖地)にも指定されている(面積25ha、全域が特別保護地区)。また全域が陸中海岸国立公園に含まれている。釜石港から観光船「はまゆり」で遊覧出来る。

三貫島 7 三貫島 8・・・上まで続く鳥居と帯状に延びる白い岩石の層。
三貫島 9・・・狂い岩石層の上の白い部分。 三貫島 6・・・高い絶壁上の様子きれいな地層の重なりが分かります。
三貫島 11・・・右端に鳥が居ますが、オオミズナギドリでしょうか 三貫島 12・・・夫婦島
光る海・・・太陽が真上にありましたので、光線を手で遮って撮影しました。 太陽と雲・・・釜石に帰りながら移り変わる雲の表情に見とれていました。