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         本州最東端探訪の道


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本州最東端地の半島にそびえ立つとどヶ崎灯台です。もう少し近くまで船が寄れば良いのになあと思いながら撮影しました。

十一月二日のことでしたが、念願であったトドヶ崎灯台へ行ってきました。これは釜石市にある観光船はまゆりと釜石市観光交流課の共催によるもので、近代製鉄発祥150周年記念・観光船はまゆり秋の特別企画による運行です。イベントの名称は、「陸中海岸7つの絶景スポット巡りと本州最東端探訪の道」となっており、募集定員は100名でしたので早々と予約を入れました。

本州最東端地にあるとどヶ崎灯台ですが、山田在住通算12年間の私にとっても憧れの場所でした。宮古市重茂から千鶏・川代経由で、山田町大沢までは何回となく走っていましたが、千鶏から姉吉、そして灯台までは足を伸ばしていません。一番気がかりだった天候ですが、内陸部と違い海上は快晴であり波もそれほどでなく、90分ほどの快適な外洋クルージングです。三陸海岸の絶景を遠くから眺めながら、目的地に近い姉吉港につきました。

姉吉の船着き場から「とどヶ崎灯台」までのコースですが、距離にしておよそ4kmほどあり登り口からいきなり急坂になります。皆さんはすたすたと歩いていきましたが、重いカメラ一式を背負った私は最後尾になりました。快適なクルージングとは違い、海辺から一気に斜面を登るコース(約1km程)が一番きつく辛いのです。しかし、この部分の道路はアスファルトで舗装されてあり、足を引きずってもつまずくことはありませんでした。

ここでは、観光船はまゆりクルージングで見た三陸海岸の様子、姉吉港から一時間ちょっとの半島ウオーキング、そして、本州最東端地の様子とそびえ立つ白亜の灯台の三部構成で紹介したいと思います。番外編として、帰りに見た三貫島の様子等も紹介いたします。

画像をクリックするか、タイトルのリンクからお進み下さい。



双胴艇のフロントの様子です。時速40kmで飛ぶように海上を走ります。

クルージング 1・・・釜石港から御箱崎付近

観光船はまゆりに乗船するのは、今回で二回目のこ とになります。一回目は、今年七月に大船渡会場で開催された「海フェスタ・日本丸寄港」の様子を会場から見学するときのことでした。

この日は悪天候であり、濃霧と雷雨に遭遇し最悪のクルージングでしたが、今回は快晴で穏やかなクルージング日和になっていました。

ここでは、遊覧船発着所から出航し釜石湾内、はるか沖合にある無人島「三貫島」、大槌湾の御箱崎付近までの様子です。

赤平金剛の手前から見た「タブの大島」全容です。後ろにそびえる山は「名峰・鯨山」です。

クルージング 2・・・船越湾から赤平金剛

大槌町御箱崎から北は、広々とした船越湾が見えてきます。名峰「鯨山」のふもとには、かつて「四十八坂」と呼ばれた交通難所がありましたが、今では快適なドライブコース(R45)になっています。

山田町船越・田ノ浜にある荒神海水浴場、沖合には「タブの大島」があり風光明媚な場所でもあります。ここから更に北に進むと、荒々しい赤平金剛と呼ばれる350mの断崖絶壁が太平洋に崩れ落ちている場所が見えてきます。

今回の目的地であるとどヶ崎灯台です。やっと来ました・・、そんな感じで眺めていたのは私だけではありませんね・・。 クルージング 3・・・とどヶ崎から姉吉港

赤平金剛を過ぎると、船越半島先端部と大沢明神崎の間の入り口が見えてきます。ここはおよそ1km程の入り口ですが、中に拡がる山田湾は「海の十和田湖}と呼ばれる広い入り江になっています。

山田湾口を遙かに見ながら北上するとどヶ崎灯台が見えてきました。本州最東端地にそびえる白亜の灯台は、人を寄せ付けない威厳さえありました。

姉吉港から灯台まで、半島の沢伝いに一時間ちょっとのウオーキングが始まります。
ガケオトシ沢を迂回する道路になります。ここまで来るとほぼ平坦地になります。

探訪の道 1・・・林間ウオーキング

姉吉港登り口から灯台までは、およそ3.8kmのウオーキングになります。地図上での距離は直線コースで2.3km程になります。

向かう途中に大きな沢が四つほどあり、灯台に向かう道路は沢を迂回しながら進むことになります。この場所はガケオトシ沢と言う第一の沢で、姉吉の登り口から1km程来たところにあります。

吸い込まれるような青さの中にそびえる灯台先端部です。高さが34mほどあります。 探訪の道 2・・・とどヶ崎灯台

やっとたどり着いたとどヶ崎灯台です。念願であった純白の灯台、疲れ果てていた私は庭に入るなり草原に寝転がりました。同じ思いの方も結構あり寝ころんでいます。

疲れて起きあがるのも億劫になり、寝ながらファインダーを見て真下から切り取りました。灯台そのものの様子と周囲の施設を紹介いたします。
本州最東端地の碑と灯台です。荒々しい風景の中にあって、見ていると何故か心が和みますね・・。

探訪の道 3・・・本州最東端地

本州で一番東に位置するとどヶ崎です。ここに立って遙かな水平線を望むと、この向こうの下にアメリカがあるのだと言う気持ちになります。そして水平線が水平でなくて湾曲し、地球が丸いという感じを実感できます。

本州最東端地の碑の前は人気のスポットであり、歩いてきた人達が集まってパーティーをやっていました。その気持ちも分かるのですが、正面からの撮影が出来ないので横から撮影しました。

帰りの船から見た雲に隠れる太陽の表情

探訪の道番外編・・・帰りの絶景ポイント

帰りの船旅は向かい風になり、船体が大きく揺れました。平常のスピードで走ることが出来ても、上下動が激しくなるので途中で止まりますとのアナウンスがあったくらいです。そのためでしょうが、来るときとは違いかなり沿岸部を航行したようでした。

ここでは、遠くに去りゆくどどヶ崎の様子、近くまで寄った船越大島(タブの大島)、そして三貫島の様子を撮影してみました。