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       室根山・スカイスポーツ大会


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爽快な大空のスポーツハンググライダーが飛び立った瞬間です。右に大きく曲がる様子です。

パラグライダーは、風の力を利用して遊ぶスポーツです。「キャノピー」と呼ばれる翼と、そこにつながったライン、パイロットの体を支えるハーネスだけの最もシンプルな仕組みのスカイスポーツです。形がパラシュートに似ているので「降りるもの?」と思われがちですが、「サーマル」と呼ばれる上昇気流をつかまえて高いところまで上昇したり、長時間ソアリングしたりできます。

パラグライダーの操縦は、「プレークコード」と呼ばれるラインで行われます。プレークコードは左右にあり、引いた方向に曲がります。装備は色々ありますが、スクール生のうちはスクールでレンタルしますので始める前に買いそろえておくものは特にありません。  ( ※パラグライダースクールMAPSの案内資料から)


原型はNASAの開発した、宇宙船回収用のパラフォイル(柔軟翼)である。現在のパラグライダーは、1978年頃、フランスのスカイダイバーが山の斜面からパラシュートで下りたのが始まりと言われる。日本で普及し始めたのは1986年から。2003年現在、北海道から沖縄まで約100ヶ所のフライトエリアと1万人(JHFフライヤー会員登録者数)の愛好家がいる。

パラグライダーは、国際航空連盟ではクラス3のハンググライダーに分類されており、装備重量は20KG程度で、人間一人の力で持ち運べる。パイロットは、ハーネスという装備に座り、操縦索を操作して滑空する。
                                                      (※ウイキペディアより)



数年前のことですが一関市室根地区にある室根山で、果てしなき大空へ飛び立つハンググライダー離陸の様子を見たことがあります。6日の大会当日は雨降りの悪天候で、パラグライダーが飛べる状態ではありませんでした。大会二日目の6月7日は晴れ上がりましたので、室根山で開催されるスカイスポーツ大会を見たくなり出かけてきました。つい先頃ツツジを見た室根山まで家から70分ほどかかります。今日は日曜日と言うことで山頂までの車乗り入れはできなく、駐車場からシャトルバスの利用です。

離陸する場所に行ってみると、多くの見学者とパイロットの方が風待ちをしていました。今日は6組の方が飛び立つとのことで、パイロットと離陸の世話をする方々が待機しています。一般参加の方とパラグライダースクール生徒、皆さん緊張して離陸の順番を待っています。係の人は現場にある簡単な布の吹き流しを見て、「ハイ、スタート」の合図で次々に離陸していきます。

ここでは離陸の様子を見ながら、メモったことを参考に文章を考えてみました。



一般参加のフライト・・・

最初に二人の方のテイクオフの様子を紹介いたします。

私が離陸場所に着いたときに、風待ちの状態で構えている男性です。次の画面脇に携帯電話も手にした女の子がおりますが、「風吹けー、風吹けー」と大きな声で叫んでいました。多分ですが、父親の離陸を応援しているのだなあと思って見ていました。

キャノピー一杯に風を受けて上に立ち上がった時、係の方から「ハイ、スタート」と声がかかります。くるりと後ろを向き、斜面を走り出すとふわりと浮き上がります。
ハンググライダー離陸 1・・・ラインをしっかりと引き風を待ちます。
ハンググライダー離陸 2・・・風を待っている時かわいい女の子が「風吹けー」と何回も叫んでいました。 ハンググライダー離陸 3・・・キャノピーに風が一杯入り高く上がります。
ハンググライダー離陸 4 ハンググライダー離陸 5・・・斜面方向を向き一気に駆け下ります。
ハンググライダー離陸 6・・・ふわりと浮かび上がり大空高く舞い上がります。 キャノピー一杯に風を受け、ふわりと浮き上がったパラグライダーは、一気に斜面を駆け下り空中に浮かび視界から消えていきます。

ハンググライダー離陸 7・・・手伝ってもらいキャノピーに風を受けやすくして風を待ちます。 まとめてあるキャノピーを通路一杯に広げます。キャノピー(翼)には沢山のライン(糸)がついており、左右の手元にまとめられています。

キャノピーの中央を持って上に掲げている方は、大会の主催者である係の女性でした。こうすると下から吹いてくる風を受けやすくなります。

慎重に装備の状況を確認しキャノピーが風を受けて脹れあがった頃、「ハイ、スタート」の合図が出されます。
ハンググライダー離陸 8・・・装備の点検で確認でしょうか。 ハンググライダー離陸 9・・・風を受け立ち上がったキャノピーを引いて確認しています。
ハンググライダー離陸 10・・・斜面方向に向きを変えて一気に斜面を駆け下ります。 上に大きく飛び上がったキャノピーを背にし、一気に斜面を駆け下りる頃、ふわりと浮き上がり空中高く飛び立ちます。パラグライダーの操縦は、「プレークコード」と呼ばれるラインで行われます。プレークコードは左右にあり、引いた方向に曲がります。

背中に背負っているのはハーネスという装備で、飛び上がったらここに座り、「プレークコード(操縦索)」を操作して大空を滑るように飛びます。

最後の画像では、左に大きく傾いてそのまま移動していく様子です。
ハンググライダー離陸 11・・・地面から足が離れていきます。 ハンググライダー離陸 12・・・左側に大きく曲がり飛び立っていきます。


スクール生徒のフライト・・・

五番目だったったでしょうか、次はスクールの生徒が飛びますと案内がありました。一関市室根地区にはMAPSパラグライダースクールがあり、パラグライダー体験や二人乗りで空中散歩と題した体験コースがあり、興味のある方はパラグライダースクールに入校し技術を習得します。

ここでフライトする方は女性の方で今回が初フライトなのかは分かりませんが、係の方が総出でキャノピーを広げ装備を点検をしていました。背中を見ると重そうな物を背負っていますが。これが空中にある時に座る「ハーネス」と言うことを後で知りました。もちろんですが、非常用のパラシュートが入っていることもです。
スクール生徒の離陸 1・・・皆さんが見守る中、キャノピーがいっぱいにひろげられます。 スクール生徒の離陸 2。。。ラインを引いて確認をします。中央の方がインストラクターです。 スクール生徒の離陸 3・・・インストラクターからがっちりと装備の点検を受けます。

吹き流しが横になり、キャノピーに風を受けて立ち上がりましたが、ここで「降ろして・・」の指示があり一旦地上に降ろされました。次に風を受け頭の上までキャノピーが立ち上がった時です。動かないで見上げていた女性に大声で指示が飛びました。「下に走れー、もっと早く・・」、その合図が聞こえたのでしょう・・、くるりと後ろを向き斜面下の方へと走り始めました。しかし、なかなか空中に体が浮かびません。みんなではらはらしながら見ていました。
スクール生徒の離陸 4・・・最初に風を受けた状態ですが、降ろしてと指示が出ました。 スクール生徒の離陸 5・・・二度目の様子です。風を受けキャノピーが立ち上がり始めます。 スクール生徒の離陸 6・・・一気に立ち上がります。
スクール生徒の離陸 7・・・立ち上がったキャノピーを眺めていると「走れー」と指示が出ました。 スクール生徒の離陸 8・・・ゆっくりですが走り出しました。 スクール生徒の離陸 9・・・まだ浮かび上がりません。

斜面一番下にはインストラクターの方がいて大声で叫んでいます。やがてふわりと浮き上がり、空中高く飛び上がっていきましたが、何時までもその行く手を見守っていた男性の後ろ姿が印象に残りました。「やっと無事に飛んだなあ」、そんな思いで見ていたと思います。
スクール生徒の離陸 10・・・やっとふわりと浮き上がりました スクール生徒の離陸 11・・・完全に浮き上がり飛び出しました。 スクール生徒の離陸 12・・・安心して見ているインストラクターです。良かった良かったと思っていますね。
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