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水中花火・・・

今回惹かれたのが水中花火でした。私が今まで見てきた花火は打ち上げ花火であり、地上200m程の上空で炸裂点から四方に拡がる花火でした。ですから花火見学と言えば下から見上げるものがほとんどで、撮影するためには三脚を設置し仰角をつけなくてはなりません。

水中花火について良く分からないので、ネット検索で色々と調べてみました。


水中花火とは・・・

導火線の長い花火玉に火をつけてボートあるいは岸から水面へ投げ込んだり、いかだで水面に浮かせたりする「仕掛け花火」のことを指します。この花火ならではの、水面に映った火花の美しさは格別です。

通常、陸の上で打ち上げられる花火は筒を立て、その中に花火玉をセットします。順序としては筒の底部分に打ち上げ用の発射火薬を入れ、花火玉をセットし、筒口から火の塊(マッチのようなもの)を落とし込み点火。花火玉の大きさによって、火を落とし込んだり、導火線を用いて点火します。

一方、水中花火は打ち上げ用の筒を使用するのではなく、基本的に着火した花火玉をそのまま水中へドボン!と投げ込みます。導火線は90秒以内なら、一度火がついたら消えません。ゆえに、水の中に入れてもちゃんと打ち上がります。 (※ネット資料から)


海上自爆・・・

花火を打ち上げるのではなく、海上に浮かべた筏などの台舟に「玉」を設置し、遠隔操作で点火する。本来、球形に展開する花火が海面上でしか開かず下半分は海面に映ったものとなるが、遠方から見るとあたかも普通の花火のように見える。湖上でも行われる。近年の遠隔操作技術の向上により、各地で見られるようになった。
(※ウイキペディアより)


結論から言いますと、普通の花火玉に点火し、そのまま水中に投げ落としながら船が移動します。花火玉が浮かんでいるか沈んでいるかは不明ですが、そこで爆発し色とりどりの色光が海面上空に飛び散ることになります。ごく間近で爆発するので、見ている私達にもかなりの爆風が感じられます。

暗い海面ですが、赤色灯を付けたスピードのある船が走り去ると後ろの方で炸裂しています。打ち上げ花火で聞こえる発射音は聞き取れませんので、撮影する立場になるとカメラの方向が定まりません。正直の所、本格的な花火の撮影は慣れていませんので悩みました。

19:43・・・ 

水中花火が上がるとのことですが、初めて見る私にはどの方向から上がるのか見当もつきません。側にいた係スタッフの方にお聞きしたら、あの方向ですと海面を指すのみでした。

と言うことで待っていたら、いきなりどかんと来ました。音と光に驚きその方向を見たら、次は違う場所でどかんと来ます。
水中花火 1
水中花火 2 水中花火 3
水中花火 4 正直の所、かなりのコマを撮影しましたがほとんどがぶれていたり、欠けていたりです。理由は簡単でした。どかんと音を聞いてからカメラをその方向に向け追いかけますが、これはほとんど失敗でした。

何度か試行錯誤しながら終わる頃になって、やっとなんとか利用できる画像になりました。
ここからは水中花火と飛鳥Uの対比になります。レンズは広角気味で、全体的には小さい花火になりました。しかし、あまりぶれることもなく記録できたようです。 飛鳥Uと水中花火 1
飛鳥Uと水中花火 2 飛鳥Uと水中花火 3
飛鳥Uと水中花火 4 今回、初めて撮影した水中花火のお気に入りです。飛鳥U寄港を記念する意味で、花火は小さいのですが、海上七夕船団と係留されている飛鳥U、それを眺める埠頭の観光客を組みあせてみました。

下の画像は、七夕船団の手前で大きく炸裂する花火の様子です。なんと言っても、花火画像は大きな画面につきるようです。
海上七夕船団と水中花火

間近で見た大型七夕船、電飾がきれいです。 20:08頃・・・

水中花火が終了し帰り支度をしていたら、大型七夕船が岸壁に寄ってきました。丁度私達の居た前なので、スタッフの方が下がってくださいと指示していました。

最初にも紹介しましたが、大型七夕船は台船の上に作られたイベント専用の船のようでした。自走は出来ないのでタグボートに曳かれています。

この柱の高さが20m位あり、二本のマストを支えるロープに無数の電球が吊され鮮やかな電飾船と言うことになります。
大型七夕船の中央にはイベントステージが設けられ、「大船渡商工会議所女性部」の皆さんによる勇ましい太鼓の披露がありました。

胸に椿の花のブローチをつけ、鉢巻きをきりりと巻いたお母さん達(?)でした。始まりは「ばち」を手にした方がステージ一杯に踊り回り、見ている方から歓声が上がっていました。

演目ははっきり聞き取れなかったのですが、三曲の演奏で「祭り太鼓」が最後になりました。頼もしいお母さん達でした。
女性部の皆さんの太鼓演奏 1
女性部の皆さんの太鼓演奏 2 女性部の皆さんの太鼓演奏 3
女性部の皆さんの太鼓演奏 4 女性部の皆さんの太鼓演奏 5
女性部の皆さんの太鼓演奏 6・・・いやーっのかけ声が聞こえそうな息のあった演奏でした。
飛鳥U寄港を見学し、いつもは見ることが出来ない夜景を撮影することが出来ました。巨大な豪華客船の飛鳥Uは、船と言うよりは十階建てぐらいのビルに相当します。昼であれ夜であれ、でっかいなあ・・、そして、凄いなあの感想を抱きます。

船の正面前ではキャンドルサービスによる椿の模様等があったようですが、帰りが遅くなることもあり行きませんでした。翌日の新聞には船から見下ろした様子が報道されていました。こうなると本物である大船渡夏まつりを見なくてはなりません。もし機会があったら出かけてみたいものです。近場の西和賀町錦秋湖でも水上花火大会があります。来年に期待したいと思いました。
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