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        2006久慈市平庭闘牛大会


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久慈市山形町平庭高原で、東北地方で唯一の闘牛大会が行われました。この闘牛大会の歴史は古く塩の道の時代まで遡り、山形町の観光行事の一つとして定着しています。

闘牛大会は年三場所行われ、10月に行われたもみじ場所は今年最後の大会でした。平庭高原の紅葉を見ながら江刺から走りましたが、およそ2時間半程かかりました。初めて見る巨大な短角牛同士のぶつかり合いは、言葉では言い表せない迫力が伝わってきます。

頂いた資料によりますと、久慈市は全国でも有数の日本短角牛の産地であり、その短角牛が闘牛の素牛として全国に供給されています。闘牛の本場である新潟県や沖縄県、鹿児島県徳之島等で「南部牛」として名牛となって活躍しています。しかし、近年の畜産を取り巻く情勢は非常に厳しく、飼育される方も頭数も減少しているとのことでした。


平庭高原レストハウスから少し入ったところに常設の闘牛場がありました。天気が良く、青空に闘牛大会を盛り上げる幟が数多く立てられ、見学する人達も沢山見えられています。闘牛場は中央にあり、周囲は頑丈な鉄柵で囲われています。初めて参加する私は撮影する場所が分からないので、カメラマンの皆さんがいる場所に陣取りました。

闘牛場の裏手に、試合に参加する牛達(短角牛)が杭に繋がれておりました。牧場で放牧されている牛とは違い、どれも闘牛のために飼育されている大型の牛でちょっと怖いぐらいでした。
所狭しと立てられた幟と陣取っている見学者。 試合に参加する牛達、のどかな風景ですが・・。
試合に参加する牛達 2 試合に参加する牛達 3


開会式では最初に安全祈願が行われ、続いて会長の松坂さんから挨拶がありました。(以下は会場でのメモから)

山形町平庭で昭和35年6月19日 第1回からスタートする東北唯一の大会です。新潟、鹿児島、全国にて岩手南部牛としての名が高まっており、当地は高く評価されています。このことを起爆剤として、当地の観光イベントになることを期待しています。皆様の盛大な拍手は、牛にとって素晴らしい声援になります。

また、本市は全国でも有数の日本短角牛の産地であり、その短角牛が闘牛の素牛として全国へ供給されており、闘牛の本場新潟県や沖縄県、鹿児島県の徳之島等で「南部牛」として名牛となって活躍しています。

続いて東西の横綱牛の入場です。東方から「あかりパンダ」、西方から「大進号」の順に入場です。両者とも1トンを超える重量ですから迫力満点でした。

開会式が行われる闘牛場、これから神事が行われます。 東西からの横綱牛の入場を見守る関係者の皆さん。
東方横綱・・あかりパンダ号、 西方良く綱・・大進号。


頂いた資料によると、今日の試合は7取組みがあります。闘牛場に入るには、私の居た場所の南側に入り口があり、勢子や牛の所有者に引かれて東西の順序で入ってきます。鼻輪に付けられた綱を引かれ、ゆっくりとした動作で入場します。
試合入場する牛達 1 試合入場する牛達 2
試合入場する牛達 3 試合入場する牛達 4
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