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         水かけ祭・あれこれ


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1月末から2月にかけて、私の近くで二つの水かけ祭がありました。1月は隣の町・金ヶ崎町で開催された「おらが村の永岡蘇民祭」でのものであり、2月は350年の歴史を誇る一関市大東町大原地区の「天下の奇祭・水かけ祭り」です。会場での説明をお聞きすると、いずれも過去にあった災害を繰り返さないため、特にも火防祈願の願いから開催されていることが分かります。

ネットで検索すると、各地の水かけ祭の様子が伝わってきます。水を掛けて汚れを落とし身を清めるという事は、厳冬期に行われる蘇民祭等で見られる水垢離に通じるものがあります。情報不足の私は、岩手での水かけ祭は二つしか知りません。ここでは金ヶ崎町の永岡蘇民祭で見た水かけ祭と、一関市大原水かけ祭の一部を紹介します。



通称永岡銀座を疾走する男衆です。 ◎おらが村の永岡蘇民祭・水かけ祭

おらが村の永岡蘇民祭、昭和63年に当地を襲った大水害の復興を願って、平成元年より開催されております。回を重ねて今年で20回目を迎えました。

私どものおらが村の永岡蘇民祭、無病息災、五穀豊穣を願っての祭りとして続けて参りました。住職からのご祈祷を頂きました後は、恒例によります永沢銀座の水かけ祭りになります。※会場での解説から

隣町の行事ですが、今年初めて見に行き撮影した画像です。水かけ祭の様子を紹介します。

最後に納め水を掛けられる男衆です。 ◎一関市大東町大原・水かけ祭り

この祭りは、明暦3年(1657)旧正月18日、江戸本郷丸山本妙寺を火元とする、俗に振袖火事と呼ばれる大火があり、江戸城天守閣まで焼失し、江戸の街が壊滅状態になったこの日を厄日と定め、火防祈願と火防宣伝の二つを兼ねた祭りとして始まったと伝えられています。※会場で頂いた資料から

2月11日に行われた大原・水かけ祭りも、初めて訪れて撮影したものです。朝から始まった行事の最後の〆が、500mにわたる街道を走る男衆に浴びせる水かけです。ここでも、祭り当日の水かけの様子を紹介いたします。