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        龍泉洞・LED照明ライトアップ


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私のお気に入りになりますがブルーの色光が鍾乳洞にあっているなと思います。
2009年最後のほっづぎは12月14日の岩泉でした。目的は龍泉洞のLEDライトアップです。始まったのは8月からですが、夏休みの龍泉洞は混雑デパート並みですので近寄りませんし、土日も同様です。ストロボを使用しないで三脚を使っての撮影になるので、人のいないときが良いからです。そんなわけで延び延びになっていたのですが、天気予報と空を見ながらの遠出です。翌日15日からは雪降りの岩手になりグッドタイミングでした。

家を出て走りっぱなしで160km、3時間ほどで駐車場に入りました。駐車場にはほとんど車が見えませんが、三年ぶりの龍泉洞見学になります。今年の夏もこの場所を通過したのですが、都会並みの混雑でしたし休日には入場制限もあったと言います。

トップの画像は、音無の滝から進んだ場所にある通路と照明の様子です。この場所でカメラを固定し色光の変化を追って撮影しましたが、私としてはブルーの照明が気に入りました。3年前の同じ場所の様子と比較してみたのですが、一部分ですがハロゲン照明とは違う色光がありました。この色光がLEDなのかは分かりませんが、今回は全体に広がりがあるようにも思えました。

おなじみ龍泉洞入り口・・・

入り口の事務所で入場券を求めましたが誰も見えません。係の方のお聞きしたら、自分で5番目とのことでした。シーズンオフの冬の平常日、こんなものかなあと思いながらの訪問です。

入り口看板には、龍泉洞LED照明ライトアップイベント特別開催中・・・
岩泉町龍泉洞では、パナソニック電工鰍ニ共催で省エネ・長寿命で次世代の照明として期待されるLED照明を使用した新しいタイプのライトアップイベントを実施中です
・・・と書かれていました。

入り口にある看板 橋の上から見た清水川(しずがわ)
洞内から流れてくる水の流れ。 おなじみの龍泉洞入り口です。龍泉洞LED照明ライトアップイベント特別開催中の表示がありました。・・・


一般照明の部分・・・

しばらくぶりに入った洞穴内は、お昼頃というのに自分一人だけの貸し切り状態でした。 今までの見学ですと、周囲の壁面を見ながらストロボ使用で撮影しましたが、今回はストロボは一切使用しません。ですから贅沢な話しですが単なる通過場所になります。

内部表示によると、外気温度3.0度、洞内温度6.5度となっていました。この温度差は、あとで説明しますがカメラやレンズ等への結露の原因になります。長時間洞内にいてカメラの温度が洞内と同じになればいいのですが、私は40分ほどしか内部にいませんでした。

ここまでの洞内照明色光は、赤っぽくなったり紫色にならないことからハロゲンライトと判断しました。
入り口から奥へと続く百間廊下、通路の下は水流がありすごい音がしています。天井からの水のしたたりが多く、塩ビ板で囲われています。

下画像の左側は長命の泉で、右側は深くなっているよどみの部分です。水底に白く見えているのが、投げ入れられた一円玉です。現場にはコインを投げないで下さいと書かれてあります。
長命の泉 長命の泉付近のよどみ部分・・・白く見えるのは投げ入れられた一円玉。
音無の滝の壁面と通路の様子 音無の滝から奥に続く通路部分で、きれいに整備され天井からの水のしたたりもない場所です。ここからの通路天井部分にLED照明があてられます。

下の左画像は、地底湖入り口手前にある「守り獅子」と名付けられている鍾乳石です。ここにはLED照明はなく、一般のハロゲン照明のみでした。

右画像は地底湖に入る部分の通路の様子です
地底湖入り口付近


LED照明について・・・

LEDのことについてお聞きしたいとたずねたら、事務所にいた若い男性が出てこられお話を聞くことが出来ました。龍泉洞のブログを書かれている方とのこと。ブログでLED照明のことを知ったし、新聞に出ていたから訪れたいと思っていたことを話したら喜んでおられました。もっと早く撮影に来たかったが、洞穴内で三脚を使用することなどから今まで伸びてしまったと話しました。何しろ、この特別イベントは、8月から12月末日までなっているからです。

係の方の説明によると・・・
※LED照明は松下電工の設置であること。10秒間隔で色が変化する。鍾乳石に色光を当てており、6〜7色に変化
  するので黙ってみていると分かります。
※白色LEDは無いので全体照明はしていない。
※地底湖の水中にLEDを入れてテストしてみたが、うまい色合いにならないのでテストしたのみで終わっている。

3年ぶりの入洞になりますが、お昼頃なのに誰もいないし聞こえる音は水の音のみ。全く自分だけの貸し切り状態になりました。ですから、好きな所で好きな時間だけ三脚を立てて撮影できます。今回は鍾乳洞の撮影ではなく、あくまでもLEDによるライトアップの撮影と割り切ったので、ストロボは一切使用しません。

あまり明るくない洞内の照明と、場所によってはLED特別色光による撮影となりました。当然ですが、カメラの感度をかなり上げていますし、ぶれないようにリモートケーブルの併用になりました。

LEDライトの照明が置かれてあるのは、音無の滝から地底湖入り口までの部分に集中していました。係の方のお話通り、黙って見ていると10秒間隔位で色光が変化していきます。

LED照明装置は大小色々あったようですが、小さいものは10センチぐらいの直径の部分に埋め込まれたLEDが次第に色が変化していきます。はっきりとした三原色の区別はないのですが、変化する中で赤緑黄青と変化しながら色々な色光に見えていきます。

亀岩・・・

音無の滝通路入り口付近だったと思いますが、亀の姿にた亀岩です。普段はハロゲン照明だけですが、今回は真上にLED光源があり10秒間隔で色々な色光に変化します。全体的に色光があたりませんので、スポットで目立つようでした。

かなり暗い場面ですので、シャドウの部分はデジタル補正をしております。
亀岩 1
亀岩 2 亀岩 3
亀岩 1 亀岩 5

石柱・・・

場所ははっきりしませんが、通路上状から成長している石柱(?)と思われる部分にLED照明があてられていました。かなり原色に近い色光ですが、きれい過ぎると言いますか、ちょっと雰囲気が違ってきます。

石柱 1
石柱 2 石柱 3
石柱 4 石柱 5
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