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location:uchinome.jpトップ>岩手の鍾乳洞>氷渡洞水系観察会 |
サイトマップ |
昨年(18年5月)の新緑の頃、龍泉洞水源地帯観察会に参加した私です。岩手に沢山ある鍾乳洞、その直接の成因になる地下水の流れ、普通は見ることなど不可能な事です。昨年観察会に参加して色々なことを学んできました。今年も同じ観察会が実施され、氷渡洞の地底湖まで観察することを知り参加申し込みをしました。 今回企画している氷渡洞水系観察会ですが、氷渡洞の奥には地底湖があります。この水がどこから入り込んできてどこに湧き出すのかを、地底の流れを追って観察しましょうと言うことで今回計画しました。午前中は水が洞穴に入っていく場所を観察しますので、山の沢に入り水が消えて無くなるところを観察します。 午後からは氷渡洞の中に入ります。普通、氷渡洞の観光コースは途中までなのですが、今回のこの企画に限り探検コースからさらに奥の所、普段は一月のケービング教室が開催されますが、その時だけにしか奥に入れないのを今回は特に地底湖まで入ります。時間帯は三時間まるまるかかります。 そして抜けてきてから、川際の所に地底湖の水が湧き出しているところがあり、それを見てもらう事になります。今日の講師の先生は、洞穴研究所の理事Y先生から進めてもらいます。 |
氷渡探検洞に入る場合、必ずお世話になる研修棟です。内部には貸し出すヘルメットや長靴、つなぎ服等が準備されています。2年前に入ったときお借りしたヘルメットのランプは電球でしたが、今はLEDの明るく電池の持ちの良いものに替わっていました。 安家洞から車で5分ちょっと走ったところに氷渡探検洞があります。安家川沿いの道路を西に進み、この橋を渡ると氷渡探検洞研修棟があります。 途中の崖の下で・・ 石灰岩の山は南北に細長く、岩泉から久慈までおよそ60km位にわたって続いています。幅が4km位あります。安家川沿いの所では、氷渡洞が西の端、安家洞のほとんどが東の端で4kmぐらいの幅になります。これからこの沢に入ります。(※以下、青字はY先生の説明です) |
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第4流入口にて・・ 上の方に水が流れています。そこで消えています。下流には全然流れていません。この水は水量によってしみ込む地点が違います。100m位上下します。ここら辺の川底にフィルターのようなしみ込むところがあります。 水温と電気伝導度を測っています。電気を通す、電気伝導度が大きければ大きいほどイオンがいっぱいあると言うことが分かります。ここより下には普段水は流れていません。洪水とか雪解けの時期になりますと、水が多くなって長内沢の入口付近まで流れることがありますが、それはまれです。電気伝導度が30.4、水温が19度。これがこれから先どう変化するか見ていきたいと思います。 緑一杯の林の中で撮影するのは大変でした。画面が緑のフィルターをかけたようになり、自然の色が出ないのです。木漏れ日があり、かなり不自然ですがお許し下さい。 |
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第1流入口にて・・・ |
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