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location:uchinome.jpトップ>岩手の鍾乳洞>氷渡洞水系観察会>2007氷渡探検洞 |
サイトマップ |
「氷渡洞」は岩泉町安家字松林地内の安家川北岸に、「坪沢の穴」はそこから東側にあたる坪沢の斜面の途中に開口しています。坪沢の穴の洞口の標高は、氷渡洞の洞口に比べておよそ80m高い位置にあります。両者は、内部の二カ所(連絡口、氷渡の氷壁)で連結しており、両者を合わせて「氷渡洞−坪沢の穴」と呼んでいて、氷渡洞−坪沢の穴の上層部分を坪沢の穴が、下層部分を氷渡洞が構成しています。 氷渡洞−坪沢の穴の総延長は4180mで、そのうち氷渡洞洞口からおよそ500mの部分が、1993年から探検洞として公開されています。この公開に際しては、照明施設は設けずに通路などの整備も最小限にとどめて、入洞者は照明付きヘルメットを着用し、洞穴内簿の自然状態を出来るだけ保つように配慮が成されています。 |
午後の研修です。外の気温は34度ぐらいあり、しかも洞内に入るための完全重装備です。入り口までが暑くて大変でした。厳重なゲートくぐり、そこで次のような説明がありました。 今、洞穴内部から風が吹き出しています。洞穴の内部に二つの洞口があるために、夏と冬とでは風向きが違います。今は中から吹いてきますが、冬には入り口から中に吹き込みます。更に奥にはいると、空気の動きが無くなり気温が9度ぐらいになり、湿度は100%になります。 |
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いよいよ洞穴内に入ります。入ると直ぐ狭い入り口があります。やっと一人が通られる位の隙間でした。私は撮影が目的でしたので、最後の方にいました。私の後ろは係のTさんです。 少し進んだ所で、今まで元気に歩いていた女性が歩けなくなりました。「軽い気持ちで来たのですが、恐くなり進めません。外に出たいのですが・・」、と言うことでTさんが付き添って入口まで戻りまってもらうことになりました。 やがて、「立ち入り禁止」(分岐点)と書かれた場所に着きました。増水するとここからは奥には進めません。私達はここから左側の道を更に奥へと進みます。 |
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分岐点から更に奥へと進みます。2年前に来たときは通路のあちこちに水溜まり(プール)があったのですが、今回はあまりなく歩くのが比較的楽でした。 途中に背丈ほどある石筍があり、確か形がオームに似ているのでオーム石と名付けられていました。 岩場のアップダウンはかなりきついのですが、アルミ梯子があったり掴まる鉄棒があったりして、細心の注意を払って上り下りが出来ます。 |
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探検コースの終点にある「きらめく星座」です。灰色がかったフローストーンの壁ですが、ヘッドライトの光を受けてキラキラと輝きます。前回もそうでしたが、ストロボの光は強すぎて小さな光が見えません。今回は画像の明るさを意図的に暗くし、輝く光を出してみたのですが・・。 この光る物体はフローストーンの中に生じた方解石の結晶で、光を受けてあたかも夜空に輝く星のように見えます。 分岐点から左側の洞穴は、龍の背本洞と呼ばれる比較的真っ直ぐな洞穴になります。ここを300m程進むと、ガイド付き観光洞の終点「きらめく星座」になります。ここまで入り口からおよそ500m程ありますが、やっと通れる隙間や、垂直に近い岩場を登りますので油断が出来ません。身体を三点支持することを心がけないと、転落したりずり落ちたりします。Y先生のお話ですと、今までここで怪我した人は無いと言います。 私達はここから更に奥を目指しました。通路のハシゴ等が無く、今までよりもきついコースになります。一般の方は年に一回実施される冬の地底湖(更に500m程)探検時しか入ることが出来ません。今回の私のねらいも、ここから先の龍の背本洞奥と地底湖にありましたから・・。 |
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