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location:uchinome.jpトップ>岩手の鍾乳洞>2007氷渡探検洞撮影会>青き地底湖 |
サイトマップ |
狭い谷底の水路を歩き、今回の最奥部である青き地底湖に着きました。ここから先は地底湖が水没し先へは進めません。高度な潜水技術を身につけた専門家の分野になります。Oさんが所属するNPO法人日本洞穴探検協会の皆さんの調査によると、この先には6カ所の地底湖がありその先はまだ未調査であると言います。 |
この青き地底湖は調査資料によると、水深9.6m長さ33mあると言います。私達も半分ぐらいゴムボートで進みましたが、これ以上進むのは限界ですとOさんが言います。狭くなっているし、水面下には鍾乳石の先端部が見えています。これに触れたらゴムボートの底が裂けてしまいます。 画像処理をし、ページを造りながらその時のことを思い出しながらふと思うのは、ここで帰られなくなったらどうしようと言うことです。地底湖でゴムボートに乗り、その場にいた私は何故か恐怖心がありませんでした。それだけ夢中であると言うことと、あまりの素晴らしさに感動しきっていたとしか思えません。 |
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戻りながら水面下を見ました。よく見ると底に波打っている模様が分かります。多分ここには砂が堆積し、流水の働きで波状になっているのでしょう。 |
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周囲の洞穴の壁です。よく見ると小さなぶつぶつが分かります。これは洞穴サンゴと言われる生成物であり、この場所は常時空気中にあり、石灰分が粒状に成長していることになります。 台風や大雨、雪解け水等による増水時には水没してしまいます。 |
やっとボートに乗った場所に戻りました。地底湖の水がここから流れ出している様子が分かります。最初にもふれましたが、この時はそれほど水量が多くなかったのです。谷底の水深は10センチもあったでしょうか、歩くのに支障が無かったのですから・・。 |
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青き地底湖に別れを告げ、狭い谷底を歩いて戻りました。来るときとは違い気持ちにゆとりがあったので、立ち止まっては上を見上げて撮影し、足下の水路を撮影しました。天井にはきれいなカーテン状の鍾乳石や、隙間から突出した感じの色違いの生成物が見えています。この場所は造られ方が複雑な要素があるなと思いました。 |
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これから狭い谷底を歩き滝まで進みます。考えてみると、この狭い切れ込み(谷)は下を流れる水の浸食作用で造られたものです。どこまで続くか分からない深い谷の切れ目、そこには無数のつらら石や石筍が見えています。気の遠くなるような年月が経っていることですし、現在も浸食し続けているのです。この様子をじっくりと眺めるていると、自然の時間をかけた変化と言いますか無言の変化に圧倒されてしまいます。 来るときは慎重に滝の脇の崖を登りましたが、帰るときは滝の中を一気に滑り落ちました。水量が多くないこともあり本当に一気に滑り落ちました。水に汚れることを前提の装備だったら出来たことです。 この場所には20分ほど居たことになります。 |
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私は都合3回目の氷渡探検洞への入洞になります。特にも3回目の訪問は、内部の様子をくまなく・・左洞と右洞を可能な限り・・撮影することがねらいでしたので、かなりの場面を撮影し画像化しました。あまりにも多い画像ですので、どのようにまとめて皆さんに紹介するか迷っていました。 |