2007年10月のことですが、お誘いがあり氷渡探検洞での撮影会に参加しました。撮影会は二日間ありましたが、私が参加した日は一人だけという事になりました。撮影会案内リーダーは、日本洞穴探検協会東日本支部会長Oさんでした。Oさんは生まれも育ちも地元安家の方で、小さい頃から安家洞や氷渡洞を遊び場にしてきたと言います。
今回の入洞は、氷渡洞の内部の様子(展示会写真作成)を可能な限り撮影することにありました。私にとって今回で3回目の氷渡洞なのですが、今までとは違った覚悟とそれなりの装備をしなければなりません。リーダーのOさんから事前に連絡があり、改めて装備の点検をしました。照明器具等は言うまでもありませんが、今回は洞内に8時間近く居ることになりますので今までの気楽な気分では行けません。
Oさんからの指導もあり一番吟味したのが履き物と服装です。今まではつなぎ服と長靴やトレッキングシューズを使用していましたが、今回は水に入り汚れることが前提でしたので渓流釣り用の下着と靴下を購入しました。長靴は水が入ると歩きにくいので、使い古したスニーカーを使用しました。完全装備をしたら身体がふくれた感じで、岩場登りが足が上がらずきついのです。今までは水たまりは汚れないように避けて歩くのですが、今回はそのまま直進します。最初は冷たい感じがしますが、その後は気にならなくなりました。
コースは入り口から分岐点まで進み、最初に龍の背本洞(左洞)奥の青き地底湖まで、その後分岐点まで戻り不帰の道(右洞)へと進みます。今回はOさんからの指示で、可能な限り私が撮影しながら先頭を進みました。9:00に入洞し予定のコースを歩きながら撮影し、外に出てきたのが16:30を過ぎていました。もちろん携帯トイレ等も持参したのですが、何故か使う必要がなかったのです。
撮影したコースと場所は次のようになります。
1.洞口から長慶の間、立命風洞
※分岐点(ここから右洞と左洞に別れる)
2.不帰の道(右洞)
01.通路
02.つらら石
03.石筍
04.洞内生成物
3.龍の背本洞(左洞)、青き地底湖まで
01.自由の塔
02.きらめく星座
03.石灰華段
04.龍の背本洞上層
05.賽の河原、鳴龍の滝
06.青き地底湖
※ここからは氷渡探検洞内部の見学についての紹介になります。
ご存じの通り氷渡探検洞は完全予約制の入洞で、(株)岩泉町総合観光(0194-31-1056)への問い合わせが必要でした。詳しい経緯は分かりませんが、今年度から今までとは違った運営になったようです。今までは、案内ガイドがついて左洞・龍の背本洞のきらめく星座までのコースでした。今回大きく替わったことは、運営は今までと同じですが、探検出来る範囲が氷渡洞全範囲になり案内人も専門の方になりました。
従って、私がここで紹介した青き地底湖や、今までほとんど専門家でなければ入られなかった不帰の道(右洞)の探検も常時可能になったことです。当然のことですが、従来の入洞料とは違いかなり高額になっています。詳しい情報等は岩泉町のホームページから、氷渡洞探検洞に進み確認してください。
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