氷渡探検洞・不帰の道に戻る


    氷渡洞探検洞不帰の道・つらら石の様子


ウチノメ屋敷 レンズの目 自然の表情 暮らしの表情 ウチノメアーカイブス
岩手の鍾乳洞 ほっづぎある記 心のオアシス  

location:uchinome.jpトップ>岩手の鍾乳洞2007氷渡探検洞撮影会不帰の道(右洞)>つらら石の様子

 サイトマップ


つらら石の様子・・・

つらら石・鍾乳石・・・
洞窟の天井からつららのように垂れ下がっている生成物。これは地下水がストローの外側をつたわって流れるとき、方解石がストローの外壁に、薄い膜状となって沈着することをくりかえして太くなって形成されたもの。このため、鍾乳石の中心部には、ストローであったころの名残として、小さな穴があったり、直径5mmくらいの透明な方解石の結晶があったりする。

一般に鍾乳石と言った際には、石灰分からなる生成物すべてをさす場合があり、形態的にはつらら石という場合が多い。 (※ネット資料鍾乳洞二次生成物の記事参照)



鍾乳洞のシンボル的存在であるつらら石です。左洞石灰花壇の純白なつらら石とは違い、不帰の道の右洞には色こそ地味ですが多様な形のものが見られます。ほとんどの場合、色が茶色っぽい(泥の色)ものがほとんどでした。
不帰の道つらら石 1 ここでは色々な太さのつらら石が見られます。つらら石の出発点は、ストローという細い管状のものになります。成長する順序によって、どんどん根元が太く、そして長くなっていきます。

この場に寝ころんで天井を見たら、大小様々のつらら石が眼に飛び込んでくるはずです。真っ暗な中で、ヘッドランプの光一つで出来るかなと思うと震え上がります。

次の画像二コマには、明らかに増水してしみ込んだ水の跡が残っていました。

不帰の道つらら石 2・・・水に漬かった部分が変化しています。 不帰の道つらら石 3
不帰の道つらら石 4・・・中央の石柱が見事でした。 不帰の道つらら石 5・・・押しつぶされそうな感じで歩きます。
不帰の道つらら石 6・・・巨大なつらら石です。 不帰の道つらら石 7
不帰の道つらら石 8・・・右側を歩きます。 横位置画像では、つらら石の広がりがお分かりかと思います。この場所の通路は一番高いところで3m位と言います。したがって、移動するためにはかなり低い姿勢にならないと進めません。

太いつらら石ならば「 がつん」と跳ね返されますが、先端はほとんど細い状態です。上のつらら石を見てぶつからないように、下の石筍にぶつからないように、本当に気を遣って歩かないといけません。場所によっては匍匐状態での歩みもありました。

不帰の道つらら石 9・・・壁全体に流れたようなフローストーンと先端のつらら石。 ここからは縦位置での様子です。

比較的天井の高い場所からは、成長したつらら石と共に流れるような状態のフローストーンが目を楽しませてくれます。

最初の画像でお分かりのように、下の部分が濡れた色になっています。ここまでは増水時に水が出るという一つの目印と言えそうです。



下の画像では、天井からのびたつらら石が地面にくつかっている様子も見られます。また、地面から成長した石筍と、上から伸びてきたつらら石が途中でくつかったものも見られます。

この場所の通路は、下の石筍の間を迂回しながら進めますが、頑丈な石筍ですから壊れることはありません、いずれの場合でも、壊れやすいのは天井からの細めのつらら石であり、この場所を通過するには細心の注意が必要です。
不帰の道つらら石 10・・・上から伸びたつらら石が地面に刺さっているように見えます。 不帰の道つらら石 11・・・触れれば壊れそうな細いストロー状のつらら石。
不帰の道つらら石 12・・・唯一だった純白に近いつらら石と石筍です。 不帰の道ではあまり見られなかった白いつらら石と石筍です。周囲が泥混じりの感じの色なのに、この場所のつらら石は先端部が白くてきれいな状態です。その先端からしたたり落ちた水が、この場所にきれいな白色の石筍を造っています。

多分ですが、この場所は増水時でもあまり泥をかぶることなく、純粋な炭酸カルシウムの結晶が成長するかなと思いました。
← 不帰の道・通路の様子に戻る              不帰の道・石筍の様子へ進む →