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     氷渡洞探検洞不帰の道・石筍の様子


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石筍の様子・・・

石筍・・・
石筍は、滴下した地下水が飛び散るときや膜状に広がるときに、中の二酸化炭素が抜け、方解石が沈殿することによって生成し、上へ、上へと成長する。多くの洞窟で見られる。

石筍には滴椀ができているものがある。滴椀というのは、水滴が落ちる所で方解石の沈殿を妨げているときや、方解石を再溶解している状態でできる窪みのことである。(※ネット資料鍾乳洞二次生成物の記事参照)


ここでは、石筍が造られていく過程であろうと思われる状態のもの、どんどん成長し巨大になった状態のもの、縦位置で高さを表したものに分けてみました。

石筍の先端の様子を詳しく見ると、単純に上へ上へと成長しているように思える物と、先端部が幾分だが丸くなり、あたかも氷筍と見間違える形もあります。先端が尖っている場合と違い、丸く堆積したような感じになっています。詳しいことは分かりませんが、石筍の造られ方にも色々とあるのだなあと思いました。

不帰の道・石筍 1・・・石筍の芽と言いますか、これから成長していく様子。 不帰の道・石筍 2・・・これも石筍の芽と言えそうです。ずんぐりしています。
不帰の道・石筍 3・・・様々な形が見られます。 不帰の道・石筍 4・・・柱のような石筍と、中央にある典型的な石筍がつらら石とくっついて石柱になっています。
不帰の道・石筍 5・・・右端から三番目の石筍、傘のようなものがあります。 不帰の道・石筍 6・・・巨大な棍棒状の石筍が天井につきそうです。

縦位置の表現で、高さを表してみました。画像で見るとかなりの高さがあるように思えますが、天井までがせいぜい3m位ですから、実際の高さが想像できると思われます。それにしても一本だけですが、先端が丸くなりひょろひょろと上に伸びている石筍、先端に行くほど太くなるのはどうしてでしょうか・・?。

最後の石筍ですが、これはずんぐりむっくりという表現がぴったりの物でした。途中から角が生えたように小さな石筍が枝分かれしたように出ています。これと同じような形の石筍が何本かあるのですが、気になったのが赤いペイントで描かれた意味不明の文字です。

この場所は案内人無しでは入られない場所です。何時の時代か不明ですが、調査等で入洞した方が発見の記念にしたか、場所を記す標識のような物でしょうか。同行したリーダーのOさんが、「こんな事をして・・」と憤慨していました。観光地の史跡等への落書は社会問題になります。この場所はほとんど人目に触れない秘境中の秘境です。だからこそ、悠久の昔からの姿そのままに次世代へと引き継がなくてはなりません。調査のために入洞し発見したとしても、自分だけの記念に落書するなんて絶対に許されるものでないと思います。(※落書石筍については最後に紹介します)
不帰の道・石筍 7・・・先端が棍棒状にふくれた石筍、今まで見たことがありませんでした。 不帰の道・石筍 8・・・棍棒状の石筍と従来通りの石筍の対比です。
不帰の道・石筍 9・・・下に出来ている石筍は先が平らに見えます。 不帰の道・石筍 10・・・中央に背の高い石筍、その下にあるものは指先の爪のように見えます。
不帰の道・石筍 11・・・ちょっと変わった形です。一旦出来上がった石筍の上に新しい石筍が造られて様に思えます。こけし状と言いますか、指先の爪のようにも見えます。 不帰の道・石筍 12・・・ずんぐりスタイル、途中から小さな石筍が出ています。
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