2007氷渡探検洞撮影会に戻る


     2007氷渡探検洞撮影会・不帰の道


ウチノメ屋敷 レンズの目 自然の表情 暮らしの表情 ウチノメアーカイブス
岩手の鍾乳洞 ほっづぎある記 心のオアシス  

location:uchinome.jpトップ>岩手の鍾乳洞2007氷渡探検洞撮影会>不帰の道(右洞)

 サイトマップ


分岐点右側に立ち入り禁止の柵があり、その奥にぽっかりと口を開ける不帰の道です。

天井の高い岩の割れ目を這うように進む左洞とは違い、右洞である不帰の道は入り口から様相が一変します。ストロボ光に浮かび上がった様子は天井が低く、通路は砂混じりの石ころで背の低い天井からは尖った鍾乳石が迫ってきます。今回初めて中に入りましたが、今まで見てきた左洞の様子とは大きく違うことに驚きました。

ここからは左洞とは違い、リーダーのOさんが先頭になりました。私は必死になってOさんの後を追いかけます。まず通路部分ですが、一部に削られた石灰岩やフローストーンがあるものの、ほとんどの通路が砂混じりでした。洞穴の壁には、ついさっきまで水に漬かって居たと思える湿った部分がはっきりと見えています。また本当に天井が低くなり、場所によっては腹ばいの匍匐前進状態になり頭を低くして、天井にぶつからないように移動しなくてはなりません。

左洞で見たきれいな白い鍾乳石はほとんど見あたらなくて、周囲が砂と同じ茶色っぽい感じになります。しかし、ふれて見るとすごく堅い鍾乳石そのものです。特筆することは、鍾乳洞で見られる鍾乳石が規模が小さいものの全て見ることが出来たことです。不帰の道である右洞には正味90分近く滞在したのですが、実歩行距離がどの位になるのか見当もつきません。

通路から脇の方に目を向けると、無数の脇道があります。これではベテラン案内人が同行されないと、自分の居場所が分からなくなり動けなくなります。以前に見たインディージョンズの映画「魔宮の伝説」さながらの光景が、ヘッドライトの光に浮かび上がり「凄いなあ・・」と呆然と眺める私でした。

ここでは最初に、様々に変化する通路の様子を紹介いたします。そして、数多く撮影した画像から、つらら石の様子、石筍の様子、そして様々な鍾乳洞特有の生成部の様子を紹介します。今回使用した画像のサイズですが、今まで表示している画像とは違い、横サイズと縦サイズがかなり大きくなっています。これは、撮影した画像本来のサイズですのでご理解ください。従来よりは広がりと高さが強調されています。

※ 不帰の道
  通路の様子
  つらら石の様子
  石筍の様子
  洞内生成物色々
   ・石柱
   ・カーテン
   ・ストロー
   ・リムストーン
   ・ケイブパール
   ・落書


不帰の道(右洞)・・・347m
左洞とは対照的に迷路状にいくつも枝分かれし、全体で1347mの長さがあります。天井は低いところで30cm、高い場所でも3m位しかありません。

洞幅も狭い場所で50cm位しかありませんが、日本人が思い描く洞穴らしい洞穴といえるかもしれません。

つらら石や石筍も規模は大きくありませんが、数多く発達し変化に富んでいて歩いて楽しい洞穴が続きます。

何しろ迷路洞穴ですから、ガイドが必要です。(※氷渡洞ネット資料参照)