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         岩手住田町・白蓮洞


     

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滝観洞に入る渓流の反対側に白蓮洞(びゃくれんどう)があります。前回のことでしたが、滝観洞の次に白蓮洞に入りましたが、二つの鍾乳洞のはしご観察は予想以上にきつく大変でした。最初の入洞で、かなりの画像を記録したものの満足できる物が少なく、白蓮洞だけにねらいを定め6月末に再び訪れてみました。

入り口の案内看板には自然造形美の「白蓮洞」とあり、洞内には大広間と呼ぶ空間があり、リムストーンプール、つらら石、洞穴サンゴ、石筍、カーテンなどの「自然の造形美」が展開します。洞の呼び名は女流歌人・柳原白蓮にちなんでつけられたもので、歌碑「神代よりかくしおきけん滝つ瀬の世にあらわるるときこそ来つれ」が洞の入り口にあります・・、と書かれてありました。

滝観洞の若い洞穴とは違い、白蓮洞はかなり以前に作られたようで、内部を流れる水や川がありません。入口から入った部分はかなり崩落していて、大きな茶色っぽい岩がゴロゴロしていました。通路はそこにある崩落岩石を利用して作られています。内部の照明が明るく、天井も高いのでヘルメットの必要はありません。

受付事務所から坂を上り、入り口までの距離は300m位あります。山道をしばらく歩くと入り口が見えてきます。

今回も私一人の入洞です。入り口をくぐると、大きな岩石の間に作られた通路を一気に下ります。
案内看板 洞穴入り口
入り口からの通路 1 入り口近くの岩盤が一面にキラキラしています。よく見ると、小さな方解石の結晶が生じていて、マグライトの光にキラキラ輝いています。

進むにつれて天井が高く平らになり、突き当たりに広い空間がありました。

きらめく方解石の結晶
寂寞の間 「寂寞の間」を過ぎ、しばらく進むと周りが茶色っぽく変化してきます。そして、あちこちに菩薩像が置かれているの見られます。

周囲の岩石を使た階段、かなり錆かかった鉄骨階段を登り、一番の見せ場になる「洗心の池」に出ます。
通路 2
通路(階段) 3 通路 4 洗心の池を見下ろす場所

洗心の池の広い空間は一番の見所でもあり、高いところから見下ろした向こう側の岩壁にきれいなフローストーンの滝や、水子地蔵の菩薩像が見えています。残念なことですが、この内部の照明が暗くてよく見えません。その並びには石筍や小さいつらら石がありますが、遠いのでストロボの光が届かなく、うまく撮影できませんでした。

※暗くしているのは、菩薩像のためなのでしょうか。一番の見せ場はもっと明るくして欲しいと思います。

この一番怖い場所の通路天井部に、見せ場のつらら石(大きい物はほとんど折れている)やストロー、石筍、カーテンの小さいもの、洞穴サンゴ等々がぎっしりとあります。照明もしっかりしていて、はっきりと見る事が出来ます。一人で入り撮影するのであれば良いのですが、行列を作って入ったら止まられない場所でもあります。反面、コケの発生がすごく緑色の部分がかなりあります。

リムストーンプール 1

通路から階段を降りて下に行き、かなり広いリムストーンプールを見る。暗くてよく見えませんが、はっきりと撮影できます。

プールの中に水がたっぷりあり、反射して肝心の隔壁がはっきりとはしなかった。二回目に訪れたときは水が少ないせいか、前回よりははっきりと見えていました。

リムストーンプール 2 階段の途中からリムストーンの奥の方を撮影しました。外付けストロボを使い、少々絞りを開け気味にした画像ですがきれいに写っていました。

プールの中には砂が貯まっていますし、上から散る水滴がきれいな波紋を見せていました。
洞穴真珠 ?? リムストーンから溢れた水が流れている場所です。現場にある説明板には、この場所にぶどう状サンゴケイブパール(洞穴真珠)がありますと書かれていました。

私にはどれなのかはっきりとしませんでしたが、画面左下のものがそうなのかなあと思いました・・。
通路上のリムストーン 別の通路状にあったリムストーンの様子です。通路上ですから、踏みつけられて削られたようにも見えました。
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