2008年ほっづぎある記に戻る


        2008花泉町・春の互市


ウチノメ屋敷 レンズの目 自然の表情 暮らしの表情 ウチノメアーカイブス
岩手の鍾乳洞 ほっづぎある記 心のオアシス  

location:uchinome.jpトップ>ほっづぎある記2008年ほっづぎある記>2008花泉町・春の互市

 サイトマップ

2008花泉町・春の互市 1・・・春植の野菜苗が沢山ありました。積まれてあるのは一束500円のネギ苗です。

4月2日午前中でしたが、恒例の春の互市に出かけてきました。春の時期でもあり、農家の皆さんがこれから植える野菜等の種苗が販売がされています。

また果樹の苗木等も売られていて、毎回思うのですが量販店等で売られている苗木よりも太くて立派な苗木なのです。10本束で売られている長いもの種、千葉県産の里芋、北海道産の馬鈴薯等がありました。

ここで目にしたネギ苗の販売です。一束500円で売られていましたが、売り手と買い手のやりとりが面白くて引き込まれてしまいました。

「これなんぼ・・」
「いっぱ500円」
「何本あるの?」
「100本ぐれーかな」
「みんな同じぐれーあるのか?」
「だいたいな、一つずつかぜたら商売になんねでば・・」
「ごそっと一束だ」

そばで見ていて納得ですね。おおざっぱに丸って一束なのです。多少の数の変動はあり得ます。意外と売れていたのは種馬鈴薯でした。「男爵いも5キロ」そう言って買っていく方もありました。

2008花泉町・春の互市 2・・・手打ち鋼の包丁の販売です。 おなじみの金物屋さん、自宅前での出店です。全て鋼の手打ちでもあり、結構良い値段がしています。

「去年も買ったが、切れなくなったら研いでくるのすか」
「もちろん・・」
「結婚した二人にお祝いに包丁やったが、すごく喜んで もらった・・」

右手の年配女性からここまで言われたら、売り手冥利に尽きます。
2008花泉町・春の互市 3・・・一株1500円のザゼンソウです。地下部の根の数の多さにビックリです。

今回の発見はこのコーナーでした。なんと、春告げ花の代名詞でもある「ザゼンソウ」と「ミズバショウ」の株が売られていました。

思わず引き込まれた私です。昨年から、種子を採取し実生苗をなどと思っていたからです。「ザゼンソウは実生からは難しいよ・・、ミズバショウは簡単だけどね」とさりげなく話してくれた店主のご老人です。

「それと乾燥には弱いからね・・」、この一言で購入を断念です。それにしても地上部に比べて、地下根の数には驚きました。発泡スチロールの箱に入れてごっそりとありました。どこから持ってきたのだろう、きっと自分の山の湿原からだよなあとつぶやいていた私です。

2008花泉町・春の互市 4・・・まんず食べてみてと、しゃもじからお客の手にエビが渡ります。 毎度おなじみの沼エビ屋さんです。皆さん顔なじみで、「またきたよー」と言いながらどんどん買っていきます。気さくな女性の語りが良いのです。

「まんず食べてみて、塩で湯上げるので色が良い」
「一パック300円だが、二個で500円、1000円だと4
 個だが四は良ぐないので一個おまけで5個だよ・・」

後ろにいるご主人が、箱から出してパックに詰めています。「これから沢山とれるの、8月頃は休漁だ」 エビを捕る場所は、白鳥飛来で有名な伊豆沼の近くと言います。お店は東北本線・新田駅前にあるよ・・とのこと。

我が家の大好物のエビ欲しさに、毎回来ているほっづぎ家族でした。