北上川沿いの一角に跡呂井公園があり、その小高い丘にそびえる巣伏の櫓です。ここは今から1200年程前の古戦場跡であり、朝廷軍と地元の民が戦い勝利をあげた場所として史実に残っています。 朝廷軍の総大将は有名な坂上田村麻呂であり、地元の民(朝廷から蝦夷と侮蔑された民)の大将は阿弖流為(アテルイ)でした。 詳しいことは分かりませんが、阿弖流為(アテルイ)と地名である跡呂井(アトロイ)は共通点があります。
櫓の上から撮影した田んぼアートの全景です。まだ稲の株間が繋がっていませんが、梅雨が明ける頃には背丈もしっかり伸びて見頃になると思われます。 報道資料によると、アテルイの顔が10アール、金色堂が20アールの広さだと言います。このイベントを通して地域の活性化を願うとありました。 同じような目的で、一関新幹線橋脚下の田んぼにも平泉関連の田んぼアートが実施されたと言います。ここは新幹線の乗客しか見られない場所で、一般の見学者用に展望台を造るとありました。その時は出かけてみたいと思います。 私は青森県田舎館村の田んぼアートを見に行きますが、郷土奥州市でもこのようなイベントが始められたことを嬉しく思います。イベントを積み重ねることにより、次への可能性と夢が広がります。実行委員会のご苦労は大変でしょうが、ぜひ続けていって欲しいイベントだと思います。