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       第47回・北上みちのく芸能まつり


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何年程前からでしょうか、学校現場で郷土芸能を取り入れた伝承活動が一般的になっています。地域によっては幼稚園や保育園でも、子ども達が地域の伝統芸能を取り入れて活動しています。地域に住み生活している子ども達、我々の小さい頃と違い遊びや習い事が数多くあります。

かつて学校現場にいた頃ですが、国の指導方針の一つに国際化と言う項目がありました。今まで接していない聞き慣れない指導項目でしたので、学校現場では何をやれば目的が達成されるのか迷った時期がありました。詳しいことは忘れましたが、目線をグローバルに世界に向けるためには、まず最初に自分が生まれ育った地域をはっきりと知らなければならない・・・と言った方向に向いたように思います。その具体的な方法の一つが地域を知るために伝統行事への取り組みでした。

郷土を知り郷土を愛する心の醸成は、子ども達が大人になったときの地域を見つめ直す心の土台になると思われます。このことは大好きな言葉である「温故知新・・・古きを偲び新しきを知る」の心に繋がります。子ども達がやがて成人し親になっていく過程で、自分の先祖や祖父母・両親が歩んできた道を歩いていくのですから・・・。

ここでは、大人の熟練した演舞の中にあって技能的には稚拙であっても、必死になって取り組んでいる子ども達の姿、子ども達を育成する方々が一緒に演舞する姿に嬉しくなり、あえて特集してみました。

これらの伝統芸能は大好きな分野でもありますので、機会を見つけて見学し撮影したいなと思っています。



楽しそうな雰囲気の北上市荒屋田植踊の皆さん 北上市荒屋田植踊

荒屋田植踊りは、歴史は古いが一時中断、終戦後の昭和21年に有志数名によって甦り、昭和33年に東北代表としてNHKで開催された芸能全国大会出場経験を持ち、みちのく芸能まつり連続出演、また地区においては古墳まつり等にも参加して現在に至っています。

20年程前まで、中学を卒業するまで踊っていた子供たちも、時代の流れか今では小学生だけとなり、低学年が小太鼓、高学年が綾踊りとなっています。
                   (※ネット資料から)
岩手町川口きつね踊、珍しい踊りだと言います。いつか見に行かなくてと思います。 岩手町川口きつね踊

豊城稲荷の使いの子狐が、真っ赤な衣装に注連縄を張り御幣を背負い、額には白狐の面をつけ、扇子と錫丈を持ってぴょんぴょん跳ね回りながら踊ります。

北日本唯一の芸態といわれ、大変に珍しい芸能とされています。川口小学校などの協力により、地域密着型の娯楽芸能として人気を集めています。
二子鬼剣舞スポーツ少年団、可愛い鬼さんでした。 二子鬼剣舞スポーツ少年団

鬼剣舞は北上市のシンボル的民俗芸能です。パレードを見ていて思ったのは、市内の各地域に伝承され、私達に躍動感ある舞を見せてくれます。

パレードの中でも、一際目立っていた鬼剣舞スポーツ少年団の皆さんでした。可愛らしさの中にも逞しい鬼剣舞の一端を伺わせています。

子ども達の後ろには、中学生と思われる二子鬼剣舞研修生が続いていました。

村崎野大乗神楽(青少年)の部に参加の元気な6人の子ども達。

村崎野大乗神楽(青少年)

大乗神楽は、北上市を含む和賀地方に古くから伝承されている山伏系の神楽です。昨年でしたが、花巻市笹間地区で行われた大乗神楽の舞を見てきました。

山伏の姿をした指導者でしょうか、可愛いお孫さんがしっかりとしがみついて歩いています。見ていてほんのりとした気分になった私です。

実際の演舞は会場の関係で見ていませんが、6人の子ども達がどのように舞ったのか興味があります。