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        2009北帰行間近の白鳥たち


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私達の姿を見て寄ってきました。多分今までのようにエサをもらえると思ったのでしょうね。 家の周辺には何カ所か白鳥飛来地があり、鳥たちの生態系を崩さない程度で人間社会との共存が図られてきていました。

しかし、人間の身勝手と言いますか、昨年あたりから鳥インフルエンザの騒動で、白鳥たちにとっては受難の年になりました。今までは「白鳥の来る街・・」と言うことで、エサ場はもちろんのこと、水辺の整備が公的機関でもなされてきていました。

息子と二人で撮影していたら、すーっと寄ってきた三羽の白鳥です。多分ですが、エサをもらえるとでも思ったのでしょうね・・・。
低空で飛来し、これから着水します。 見ていると、どこからと無く集団で飛来し着水します。その時の様子は、ジャンボジェットが着陸するときに似ていて迫力があります。

こんな場面に遭遇するとは予想していなかったので、手にしていたのは春の芽吹きを撮影するためのマクロレンズだけでした。近いところだけしか撮影できないのが悔やまれました。

この四羽の白鳥、これから足を出して着水します。まだ身体が水面に対してほぼ並行です。
飛んできた順序に揃って着水です。 いよいよ着水です。足の水かきを前に出し、そのまま滑走するようにして着水します。飛来した集団が連続して滑走する様子は、今までほとんど見たことがありません。

この場面を撮影するためには、白鳥たちが活動し始まる早朝にねらいを定め、何回か通って居なければベストショットは撮影できません。
無数の白鳥たちが飛んだり着水したりしています。 鳥インフルエンザの影響は、私達の健康管理上防がなくてはならないのは当然のことです。今まで問題にならなかったのが不思議なくらいなのです。

各地の白鳥飛来地には、あれほど多かった見学者もほとんど見られなく、大きな立て札に「絶対にエサをやらないでください」と書かれてあります。飛来地には白鳥以外にもカモ類が無数にいます。

今頃になって、エサをやることは生態系に問題がありますと言われても、白鳥たちにとっては迷惑なことですよね。

北に向かう白鳥たちが一休みしていると思うと、頑張って飛んで行けよと激励したくなります・・。