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　　　　　　　　　　早春の八戸市・蕪島

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	からりと晴れた青空の下、駐車場はかなりの車で埋まっていました。蕪島の上にある蕪島神社の例大祭が行われているようで、多くの参拝者で賑わっています。 私もカメラを持ちいつものように丘陵地帯を眺めたら、数多くとは言えないまでもかなりのウミネコが飛来し、自分の縄張りの場所取りをしています。 しかしです・・、車から降りて様子を眺めていたら、ばたばたという羽音と共に一斉に飛び立ち、あれれどうしたのだろうとあっけにとられてしまいました。
	頭の上を物凄い数のウミネコたちが、独特の鳴き声を上げて勢いよく飛び交います。こうなると大変なことになります。うっかり油断していると、上空から「白いうんこ爆弾」がべちゃりと落下して撮影どころではなくなります。 何が原因で飛び立ったかは不明ですが、ウミネコたちが丘陵地帯に一羽も居ないと言うことは異常事態です。まさか私の車のドアの閉まる音ではないだろうなと、ちょっぴり不安にもなりました。
	一羽も島に居ないのを分かりつつ、階段を登りいつものように北側に出て見下ろしましたが、いつもなら点々と居るはずの姿がないのです。
	一斉に飛び立ったウミネコの集団は、沖にある堤防や周辺の海面、そして島の側の砂浜に居ました。今日の海はかなり荒れていて、うねりと共に大きな波が押し寄せていました。そのたびにウミネコたちは飛び立ち、波が引くと舞い降りています。 蕪島では、これからウミネコたちの産卵、子育てが始まります。機会があったらその様子を撮影したいと思います。何回撮影しても、子育てのウミネコたちは逃げることなくじっくりと撮影できるからです。