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      2009大船渡港・にっぽん丸寄港


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真正面を向いたにっぽん丸の勇姿、目をつり上げた顔に見えませんか。 大船渡港野々田埠頭駐車場に着いたのは午前七時半頃でしたが、湾口の方に巨大な船体が見えていました。ゆっくりゆっくりですがどんどん接近してきます。後ろにはタグボートが一隻ぴったりとついていました。

全長167m程の巨大船体が目の前でぐるりと方向転換しますが、ちょうど正面を向いたときの様子が顔のように見えてきました。左右対称についている錨収納の切れ込みが目に見えるのです。「どうだ、でっかいだろう・・」、そんな語りかけがあるように感じます。

午前八時接岸です。歓迎の式典前に、大船渡商工会議所女性会の皆さんによる歓迎太鼓の演奏がありました。
歓迎式典で白川船長からお返しのプレゼントをもらう大船渡市長。 続いて大船渡海洋少年団の皆さんによる、手旗信号による歓迎メッセージです。リーダーの女の子が、一文字ずつ唱えて手旗を振ります。その返礼として、にっぽん丸からは三等航海士が手旗を振っていました。

にっぽん丸船長の白川さん、機関長の長谷川さん、チーフパーサーの福本さんが赤いじゅうたんの上に並び、甘竹大船渡市長から歓迎の挨拶がありました。

・・・大船渡は豪華客船が相次いで入港する港になっていて、その第一号がにっぽん丸でした。5年連続の10回目の入港です・・・。大船渡市からは、地元酔仙酒造のこもかぶりの銘酒(たる酒)とサンマをプレゼントします・・・。
おなじみの綾里大権現による歓迎の演舞です。それにしてもでっかい権現様なのです。

その後、恒例になっている綾里大権現の舞が披露されましたが、とても建設機械のバックホーによる演技とは思えない華麗な演舞でした。

さわやかな曲に合わせての舞で、見ている皆さんから「すごいーっ」の声が上がりました。何回見ても圧倒される場面です。巨大な獅子頭を自由に操る熟練技ですが、お話によると操作する後継者が居ないので今後の演技が危ぶまれると言います。郷土の誇る日本一の綾里大権現です。消え去ることがないことを祈ります。

演舞の後はおなじみの餅まきです。獅子頭の上に二人上がり高いところから餅がまかれましたが、カメラを首からさげていた私は手を伸ばせませんでした。

船尾から見たにっぽん丸の様子です。

午後6時の出港まで、船体を岸壁につないで休んでいる様子を船尾から撮影しました。「にっぽん丸」には乗組員が200名、乗客が407名乗船していると言います。

船から下りた乗客は、岸壁駐車場で待つ観光バスに分乗し、岩手県内の観光地を訪れます。内陸の平泉方面や盛岡方面に向かうバスが4台ほど待機していました。

私にはほとんど縁がないのですが、のんびりとした豪華客船での旅は素敵だろうなと、いつも見ながら思います。