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        奥州市江刺区・黄金延命水


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水汲み場全景、東和町から来られた方が汲んでいました。 江刺区米里・中沢地区にある「黄金延命水」です。この場所は種山高原の麓にあり、いつも側を通りながら訪れたことのない場所でした。トコトン水車の更に奥にあり、この頃開発された湧き水「黄金延命水」はひっきりなしに水汲みの方が訪れています。

私の先に来ていたご夫婦ですが、お隣花巻市東和町から来られたとのことでした。乗用車のトランク一杯に、20リットル容器に積み込んでおられました。

江刺には、近くに「金明水」と呼ばれる銘水がありますよと話したら、「知らない・・」とのことでした。宮守の銘水「稲荷穴」は遠くてね・・、と笑っていました。
整備された水辺の庭園とも言える広い池。

「黄金延命水」の汲み取り場は、個人の作業場の庭に設けられ、そばには水辺の庭園とも言える広い池があり、のどかな場所にありました。

作業場の前まで車で入られますので、重い水を積み込むには助かります。

この場所は、江刺から種山高原に通じる道路から左に約2.5kmほど入った場所にあり、更に進むと地名由来にもなっている「人首丸」の墓碑がある場所へと続きます。

 

汲み取り井戸の上の様子、釣瓶や神棚が見えています。

汲み取り場は広さが一坪ほどあり、屋根がかけられています。井戸にあたる場所の上には可愛い釣瓶桶が二個吊され、その奥には神棚が祀られてあります。



立て札には由来が書かれてありました。

米里八柴山沢の地下水は、夏は冷たく、冬は暖かく、大雨でも濁らない清水として、祖先から守られてきたものである。

近くにある金山、飲用による長寿から「黄金延命水」と命名し、貴重な湧き水を保存するため施設を整備した。


裏の斜面から太い竹筒で引かれている水。 平成19年8月13日
「米と緑を守る会」・・浅倉冨治、「米里振興会」・・山口昭幸、「米里字小里原・・山田晋作」


汲み取り井戸にあたる木組み水槽には、上の斜面から太い竹筒により水が引かれています。かなりの水量があり、温度計は17度を指していました。

また、水沢保健所の水質検査表が掲げられてあり、水質基準項目については「適合」となっています。撮影したのは炎天下の8月末のことでした。疲れたのど越しに、冷たい水は甘露かな・・・でした。