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         2010せんまやひなまつり


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第三回ひな飾りとつるし雛展・・・

2月11日から3月3日まで、一関市千厩町・千厩酒のくら交流施設をメイン会場にして千厩商店街で「せんまやひなまつり」が開催されました。会場で頂いた資料によりますと、桃の節句を大正ロマンただよう千厩酒のくら交流施設(国有形文化財旧佐藤家住宅・旧横屋酒造)や千厩商店街で、はんなり楽しんでみませんか。ひな飾りのほか、明治大正時代の着物や帯もてんじいたします・・、と書かれてあります。

せんまやひなまつりマップには、町内35カ所の商店等がスタンプラリー加盟店として登録されており、スタンプを20カ所からもらうと毎日先着20名の方にプレゼントが頂けるとのことです。我が家が訪れたのは2月25日のことでした。ここでは、千厩酒のくら交流施設のひな飾りの様子を紹介いたします。

沢山飾られているつるし雛。 国指定・有形文化財である旧佐藤家母屋は、明治34年(1901)上棟の棟札が残る土蔵造り風二階建てで、切り妻平入、瓦葺き、建坪約77坪であり、欅がふんだんに使われている。(※現場の案内看板より)

玄関から入った部屋には、一面につるし雛が飾れてありました。対応してくれた女性から、「どこから来たの?」とたずねられました。そして、「これは私が作ったの・・、椿のつもりがハート型になって・・」、と笑っておられました。
明治時代の土人形雛。 各地で見てきたひな飾りとは違い、本当に古いお飾りは無く明治以降のものだけでした。数多く飾られてる中に、土人形雛を見つけました。

明治時代のものと張り紙がありましたが、今まで見てきたひな飾りでは「花巻人形」と同じ形態だなあと思います。お内裏様の裾がはね上がり、顔が細長いものは古い時代のものだと言いますので、仙台方面から来た「堤人形」なのかもしれません。

花巻市「ブドリ舎」に数多くあり覚えていました。
床の間前に飾られた五組の段飾り雛。

二階大広間床の間前に飾られてある五組の段飾り雛です。あまりにも横に長いので、ワイドレンズでも収まりませんし、ストロボの光も周辺までは届きません。

ほとんど新しい作品であり、町内各所からの寄贈品でした。このくらいの規模になると、圧倒される美しさが出てきます。

案内文にもありましたが、ひな飾りと共に当時の着物や帯等が展示されてありました。関心のない私は撮影はしておりません。

楽しいお話が語られる懐かしい囲炉裏端です。 二階から降りてきた場所に、今では珍しい囲炉裏があります。炉の中には炭火が燃えており、竹筒の自在鉤に吊された鉄瓶でお湯が沸かされていました。炉端の片隅では手作りの菓子等が販売され、ここで味わいながらお茶を飲まれる方もおりました。

この和やかな様子を撮影していたら、蔵サポーターの会代表の方から「今日で2000人を越えました・・」と知らされました。また、2月11日からオープンしたのは、大原の「水かけ祭」に併せたの・・、午前中は観光バスで沢山来ましたよ・・、と笑顔で話してくれました。