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         奥州市水沢区・黒石寺


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蘇民祭男衆の像

国道343号線・北上川に架かる藤橋を渡り、黒石地区から東山方面に向かう交差点に、蘇民祭をモチーフにした青銅製の像があります。

蘇民と書かれた看板には、次のように書かれてありました。設置者・・・水沢市、制作・・・・・朝日田泰博さん、
施工・・・・・株式会社及勘鋳造所。

鋳物の町羽田地区ならではの作品です。井桁に組んだ薪の上に立ち、右手に長い手木を持ち、左手には蘇民将来と書かれた行灯を掲げています。

正面階段下から見た黒石寺

黒石寺(こくせきじ)

天台宗の古刹黒石寺は、729年(天平元)行基菩薩の開基で、当時「東光山薬師寺」と銘うって建立され、849年(嘉祥2)「妙見山黒石寺」と改名した。

そのころ、伽藍四十八宇を数えたと云うこの寺も、延暦・天保年間、そして1881年(明治17)の三度の火災にあい、本堂をはじめ伽藍の一切を失い、現在のものは1884年(明治17)に再建されたものである。
※説明文は現場にある看板から

正面入り口には、鋳物製の狛犬が一対置かれてあります。

入り口の龍の彫り物

薬師堂入り口の天井にある龍の彫り物です。周囲にはたまに来られる参拝客と私達しか居ません。火災で焼失し、1884年(明治17)に再建されたそうですが、入り口の階段の角がすり減って丸くなった居たのが印象的でした。

蘇民祭が行われる場所 この場所で、日本三大奇祭の一つになっている蘇民祭が行われます。旧正月七日夜から、翌朝にくりひろげられる奇祭「蘇民祭」は、下帯姿の男衆が全国から訪れ、右側の格子戸によじ登り、蘇民袋争奪戦が展開されます。

ここの床もすり減っていて、節目が浮き上がっていました。今はしーんとして誰もいませんが、蘇民祭当日は人人の空間になります。

私は黒石寺の蘇民祭は見たことがありません。来年は見に来なくてはと思いました。