2006年ほっづぎある記に戻る


          田舎館村・田んぼアート


ウチノメ屋敷 レンズの目 自然の表情 暮らしの表情 ウチノメアーカイブス
岩手の鍾乳洞 ほっづぎある記 心のオアシス  

location:uchinome.jpトップ>2006年ほっづぎある記>田舎館村・田んぼアート

 サイトマップ


田舎館村の役場と天守閣 岩木山を望む広大な津軽平野と田んぼ、その中に一際目立つ村役場があり、その一角に天守閣が建っています。

これまで「米の反収日本一」を何度か記録した全国屈指の農村地帯で、米づくりは北方稲作文化発祥の地といわれるほどその歴史は古く、今からおよそ2000年前の弥生時代から続いている由緒ある村です。
※田舎館村HP村長さんのコメントから
斜め下の風神像 平成18年度のテーマは、俵屋宗達の「風神雷神図屏風」 からであり、天守閣から見て右側に「風神」、左側に「雷神」が配置されています。

田んぼアートは、つがるロマン、古代米とされる紫稲、黄稲の三色に加え、紅染と紅都という品種の紅色を使ってよりカラフルな四色とした。

この日は参加した約700人が、約1.5ヘクタールの水田に入り品種別に苗を手植えをしていった。


※天守閣にあった解説資料から
正面下に見える雷神像 見下ろした正面に雷神の像が見られます。

今回は次の4色の稲でアートを描きます。黄稲・・古代米といわれているが、どのような目的で栽培されてきたか不明です。

紫稲・・古代から神事用に栽培されていたと推定され、現在では観賞用などに栽培されています。田舎館村では、この稲を使って「祝い亀」を開発し、特産品として販売しています。
 
つがるロマン・・青森県産米。優れた食味と品質で、大変おいしいお米です。紅郁、紅染・・今回初挑戦のもち米です。種もみが紅くなるといわれているので、お楽しみに。
雷神風神と遠くに八甲田を望む 雷神風神を並べてみました。稲刈りは9月24日(日)の予定とありましたが、日増しに色づき頭を垂れる稲穂に変わっていく様は、実りの秋を実感させてくれます。

今年の図柄は一層複雑になったうえ、新たに赤色の稲を追加しました。また、昨年に引き続き、「大切な い・の・ち」という言葉を入れ、田舎館村人権擁護委員による啓発活動の一環として、人権擁護に対する意識の啓発を図っています。

天守閣で撮影している私に、「今年はうまくなったなあ」「遠くから見に来ている」・・、そう話している地元の方の何気ない会話が聞こえてきました。ちょっぴり遠かったのですが、来た甲斐があった田んぼアートでした。来年が期待されますね・・。