稲刈りが盛んに行われていました。ぬかっていて機械が入られない場所は手刈りで、乾燥したところはバインダーでの作業のようでした。刈り取った稲は、乾燥するために「はせ(乾燥用の柵)」にかけられています。
農水省は棚田の保全や整備活動を推進し、農業、農村に対する理解を深めるため、優れた棚田を「日本の百選」に選定しています。
現場には立派な石碑があり、日本の棚田百選北限の棚田「山吹」とあります。棚田と言いますと、石川県能登半島輪島市にある「白米の千枚田」が有名です。かなり以前に能登半島巡りをしたときに、現場を訪れ見た記憶がまだ残っています。山すそが海に落ち込む急斜面に二千枚以上の棚田がつくられ、目の前の日本海との対比がもの凄く印象的でした。
一番上にある棚田では、ぬかっていて機械が使えないようでした。ご夫婦でしょうか、お二人が一生懸命手刈りをしていました。私は最後に声をかけて、「写真を撮らせて頂きました・・」と挨拶をして現場を離れました。
来年は田植えの時期や、水張りの時期に来てみたいものです。
(2006.09.29 撮影)
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