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         八戸市蕪島のウミネコ


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神社に登る参道と両側にある灯ろう。

ウミネコ繁殖地として知られている蕪島は、昭和十七年、十八年に旧日本海軍により埋め立てられ、今は島が陸続きになっています。(※ネット資料から)

入り口の鳥居をくぐると、階段の参道になります。あいにくの小雨交じりの天気で、訪れる方もあまりありません。階段には上から降った(?)糞が到る所にあり、滑るので注意が必要です。

入り口の進入禁止の看板には、「犬や猫を連れて島の中に入らないで下さい」と書かれてあります。参道の階段にはウミネコがあまり居ないのですが、両側の灯ろうやフェンスの上にはびっしりと留まっていました。

神社の周囲に歩道があり一周できます。天気が良ければ最高の展望が期待できます。 階段を登った上に蕪島神社があります。神社のまわりにはコンクリートブロックを敷いた通路があり、フェンス沿いにぐるりと神社のまわりを歩けます。

あいにくの悪天候でしたが、ここからの見晴らしが素晴らしく、八戸市街、東北屈指の八戸漁港や大型船が一望できます。

ウミネコは魚の居場所を知らせ、富や幸福をもたらす鳥として漁師から大切にされており、島の上に建つ「蕪島神社」は地元の方から信仰されてきました。新聞報道によると4月の15日が例大祭の日で、多くの方が訪れて賑わったと言われます。
フェンスに留まるウミネコたち。 ウミネコの繁殖地は、離島など人里離れた所が多く、市街地近くににあるのは珍しいと言います。子どもの頃住んでいた陸前高田市広田町にも、繁殖地として「椿島・青松島」がありましたが、沖合の孤島になっていて上陸は禁止されていました。

ウミネコは、鳴き声が猫に似ていることから呼ばれるカモメの仲間で、飛んだときの尾羽に黒い帯があることで他のカモメと区別できます。主に日本列島周辺の海岸に生息し、北はサハリン、南は朝鮮半島あたりまでの範囲を移動します。(※ネット資料から)

背中の上に乗っているのが雄で、これから交尾行動にはいるところです。
島の歩道から見た北側の部分。あたり一面のウミネコたちです。 遠くの白い点々は、自分の縄張りに居座るウミネコです。いつも思うのですが、野生の鳥は群れてはいるものの、必ず付かず離れず距離を保っています。1平方あたりに2羽位として、この島全体には4万羽ぐらいになりますか・・。

大正11年3月、「蕪島うみねこ繁殖地」として国の天然記念物に指定された。ウミネコは蕪島に2月頃から飛来しはじめ、3月には巣づくりが始まる。4月下旬から5月にかけて産卵、5月中旬にはヒナがかえり、7月下旬には成長した幼鳥が島を去る。

これから何回か蕪島を訪れ、産卵、子育ての様子を撮影したいと思っています。