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         紅葉・奥州市正法寺


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背景に見えているのは庫裏で、松の木の枝振りがきれいでした。 大梅拈華山円通正法寺は「奥の正法寺」の名で広く親しまれており、南北朝時代の貞和4年(1348)に無底良韶禅師によって開設された。

かつては永平寺(福井県)、総持寺(横浜市)とならび奥羽二州の本山として、その格式は朝廷の綸旨と総持寺の認可による確固たるものであった。

現在七十三の末寺を有し、その歴史と格式にふさわしい寺宝や伽藍が数多く保存されている。
                (※頂いた参観資料から)


背景に見えているのは庫裏です。我が家の菩提寺も正法寺の末寺であり、大改修の費用負担がありました。
ほとんどが深紅のヤマモミジでした。

近年本堂の屋根の痛みが進み、1995年(平成7年)の春から平成の大改修が行われました。巨大なさや堂を設置し、古くなった茅を取り払い棟木の状態になった時、現場の見学会がありました。

我が家も築百年を越す古い茅葺きの農家です。凄く興味と関心があり参加しました。屋根に上がってみて、茅をふく基礎部分の巨大さに驚いたことを思い出します。

日本一の大きさの茅葺き屋根。間口21間半(29.6m)、奥行き12間半(21m)、高さ92尺(26m)の大きさ。文化8年(1811)に伊達家により再建。

クリの茅葺き屋根に映える深紅のヤマモミジ。 受付の案内でも言われましたが、「正法寺には他の場所と違い紅葉はあまりないよ・・」とのことでしたが、探しますとそれなりにヤマモミジの巨木があり、他の木の紅葉と相まってきれいに見えています。後ろの建物は、庫裏の茅葺き屋根です。

たまたま訪れた時は、貫首の法話と写経の催しがあるとかで、かなりの皆さんが訪れていました。
本堂東側の庭園の紅葉です。この場所に3本の四季桜がありました。 本堂東側から見える庭園の一部です。この庭園に入った理由は、やっと咲き出した四季桜を見たかったからです。四季桜の木が3本ぐらいあり、やっとぽつりぽつりと咲き出していました。

案内の立て札には、4月、10月、12月に咲きますとありましたが、気をつけてみないとどれなのか分かりません。紅葉と桜、もっと咲いていれば秋と春の対比になるのですが、もう少し時間がかかりそうでした。

咲き出した四季桜桜の花のアップ画面はこちらからご覧下さい。

今このテキスト文を書いている時刻は23日に変わる時です。今年の岩手県南部は、例年にない寒波の襲来で大雪になっています。やっと咲き出した四季桜ですが、雪の中にひっそりと花が開いていると思うと淋しくもなりますが、見方を変えると四季桜の生きる力の逞しさに驚きます。