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        ノラネコベビー・番外編



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ノラネコベビー最後の記事で、突然居なくなった白ネコホワンのことを書きましたが、居なくなってがっかりしていたのは私だけではなかったようでした。19日の夕方頃、「お父さん来てー」と家内が叫んでいます。てっきりホワンが戻ったと思ったら、なんとモグラの大きいのを母ネコがくわえておっぱいを飲ませていました。一瞬驚きましたが、よく見たら生後一週間足らずの黒っぽい子ネコ(メス)でした。

それにしても、どこから見つけたのだろう・・。母ネコや他の二匹のチビ共も拒否反応がなく自然と動いています。でも、母ネコは自分の子ではないのでぽいと放りだして動きます。そうなると、置かれたチビは大きな声で「みゃあ、みゃあ」泣き出します。

このままでは死んでしまうので迷ったが、いかんせんノミだらけと小便まみれになっていました。慌てて無謀であったが、たらい風呂に入れてきれいにしてやると、何とノミが20匹以上出てきて死んでいた。身体に着いている以前のネコ臭を取り去り、誘拐母ネコにくつけてやった。何とかいじめられないで一緒にいるので、これなら大丈夫かと安心しました。

それにしても、この年になってノラネコの里親になるとは・・、我ながらおかしくなるし、仕方ないなと思った。チビネコをバケツに入れて玄関の中に置き、ひまを見て牛乳を薄めてスポイトで口に入れてやります。でもやっぱり牛乳ではいけないようであり、慌てて子ネコ用のミルク缶とほ乳瓶を買ってきた。我が子にすらやらないウンコの世話と、ほ乳瓶での飼育である。まだまだチビネコが慣れていないので、思うようには飲んでくれないようであるが・・。

それにしても何でこんな事になったのだろう。人間社会ではあり得ないし、あったらとんでもない犯罪です。今頃は居なくなったチビの母親が探しているだろうなあ。仕方ないので、当分はネコの里親になりそうな70歳のネコじじいになり切っている私です。

チビネコ、尻をさすってやったら小便とウンコをするではないか。以前のことだが本で読んだことが、現実になったのでびっくりする。今日で5日目になるが、何とか元気になっている。入れ物をガラス水槽に移し、ねこトイレシートを敷き、その上にロールのトイレットペーパーをちぎって敷いてやったら、その感触が気に入ったらしく泣かないで眠っているようである。チビネコの扱いは初めてだが、何とか元気に育って欲しいと願う毎日である。

初めまして、連れてこられたチビですが、母ちゃんが違うよ・・ 連れてこられたばかりのチビネコです。掴まえられて大暴れをしています。小さな手の爪ですが、結構痛いので油断できません。
汚いままのチビです 全身がおしっこの臭いと、チョロチョロするノミが気になります。早速、たらいの風呂に入れて、身体をきれいにしました。

たらい風呂に入れた所、何とノミが20匹以上出てきて死んでいた。ノミ退治は風呂に限るのは、チビも12年生ネコも同じです。
新しい家族と一緒に 黒いのが誘拐されてきたチビネコです。左側の上がチャビーであり、下がホルスタです。チビネコは母ネコのおっぱいを求めて潜ろうとしますが、ごろんとはなってくれない無責任な母ネコです。自分の子どもではないので、仕方ないことなのでしょうが・・。拒否されないだけでも良しとします。
母ネコの周りをうろつくチビ 母ネコがエサを食べるために、チビネコを放り出しています。まだまだ、固形物のエサは無理なのですがね。
母ネコのおっぱいにむしゃぶりつくチビです 育ての母ネコのおっぱいをしゃぶりますが、どうやら授乳期間が終わりつつあるようです。乳房の色が以前は赤っぽかったのですが、今はほとんどが白っぽくなっています。

でも、チビネコにしては必死にしゃぶりついています。


25日、夕方になり母ネコが来たのでチビをくつけてみたが、母ネコは落ち着きない声を出して泣いています。これは子どもを呼ぶときの声ですが、さっきまで遊んでいたノラネコベビーのホルスタとチャビーが見えません。あれれ、この二匹も巣離れというか巣立ちの時期が来たのでしょうか・・。

一週間ほど前のホワンの時もそうでしたが、今まで居たと思っていたのに突然姿を消します。どこに行ったのかなあと思う反面、いつまでも親の下で甘えていられない野生の厳しさがあるようです。大人になっていくための仕方のない別れなので、いつか元気な姿に会えるのを楽しみにするしかありませんね・・・。

夕方撮影したチビネコの様子です。だいぶ私の手の中の温もりになれてきました。現在の体重は150gちょっとしかないようです。なんとか元気に育てたいものです。
ちょっぴり目を開けていますが・・寝ていたところをつかみました 手のひらに入る小さなネコです。ストレスがあるようで、下痢気味なのが気になります。以前はこうしてつかんでも暴れるだけでしたが、この頃手の中で寝るようになっています。

寝ていたのをつかんで、ストロボ撮影をしてのでびっくりしたと思います。安心しているのか、爪を立てることもありません。
手の中で寝ています ねぼすけチビチャン、本当にひとつかみの大きさです。
怒っている顔でしょうかね あまりしつこいので怒っていますね。

このチビチビネコに、モグラの文字から「モグ」と名付けて世話ごっこをしていた私です。下痢気味が直らず、体力が回復しないまま、私の手の中で幼い命が尽きました。

今となっては後悔のみですが、半端な思いつきの方法では守ってやれなかった事が悔やまれます。親から強引に離された時点で、モグの定めは決まっていたのでしょうが、可哀想なことをしたなと反省しきりの私です。