動物の表情に戻る
岩国市・シロヘビ
location:uchinome.jpトップ>自然の表情>動物の表情>岩国市・シロヘビ |
サイトマップ |
岩国市・錦帯橋を渡ると吉香公園があります。ここには天然記念物に指定されているシロヘビの飼育場があり、ヘビ好きの私は早速訪れてみました。シロヘビは古来から神聖なものとされ人々から畏敬の念で見られてきました。古い本ですが、畑正憲著「天然記念物の動物たち」の中にシロヘビについての記載があります。その中から一部を紹介いたします。 |
飼育場内には、解説と共に説明用のパネルが沢山ありました。 古文書にみられるシロヘビ 天然記念物「岩国のシロヘビ」は、山口県岩国市の限られた地域にだけ生息する世界にも珍しいヘビです。このシロヘビがはじめて文献にあらわれたのは、1738年(元文3年)の「岩邑年代記」にある記録で、「岩国市横山の千石原御門の付近にシロヘビが1匹いた」という意味のことが書かれています。 また「昔、今津の錦川の河口に吉川藩の米蔵が沢山あり、この米を食べるネズミ常食していたアオダイショウが、白化してシロヘビになった」という伝説が伝えられています。シロヘビがこれらの米蔵の付近に沢山生息していたことは「錦川志」という古文書にも記述されており、事実だったようです。 岩国の人々はこのシロヘビを幸福の神として大切にし、弁天様のお使い姫で商売繁盛の神、金運の開ける神として崇拝しています。この珍しいヘビが、今日まで絶滅を免れて来たのは、このような岩国住民の深い崇拝の念と愛情があったからなのです。 シロヘビをじっくり眺めると、身体の色は純白ではなくうすいクリーム色をしていますし、アオダイショウ特有の縦縞がうっすらと見えています。そして目が特徴的で、白化個体特有の赤い色をしています。シロヘビの長さは目測で1m位あるのかなと思いました。 |
天然記念物「岩国のシロヘビ」 |
岩国・白蛇神社で購入した可愛いお守りを紹介します。この神社の御祭神は、宇賀弁財天、宇賀御魂神です。説明書によると、シロヘビ弁財天は五穀豊穣ばかりでなく、如意宝珠の力によって、希うことはことごとく叶い、福を得ることとなり、合わせて本来の能力である、音楽・学問・叡智までの力を授けて下さります。 |