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        ヒメギフチョウ卵の孵化


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ヒメギフチョウの撮影は、幼虫からサナギへの変化サナギから羽化へのシリーズを作成してきました。残るのは卵からの孵化の様子です。春になり可憐なカタクリの花が咲き出す頃、ひらひらと飛んでいるヒメギフチョウの姿が見られます。ウスバサイシンの葉の裏に直径1ミリぐらいの卵が生み付けられていますが、卵からの孵化の様子は、拡大撮影装置を使用しないと迫力に欠けます。

今回、マクロレンズの等倍撮影機能を活用し挑戦してみました。かなり小さいので詳細はよく分かりませんが、卵の殻を食い破り出てくる様子を紹介いたします。



産卵直後の様子 孵化の始まり 一匹目孵化


3匹目の幼虫孵化の連続画像です。中央部分が食い破られて頭が見えてきます。もそもそと身体をよじりながらやっとの思いで狭い殻の中から出てきます。この場合の時間は9分ぐらいかかっていました。
3匹目の孵化 1 3匹目の孵化 2 3匹目の孵化 3
3匹目の孵化 4 3匹目の孵化 5 3匹目の孵化 6


4匹目の幼虫孵化の連続画像です。卵の殻を食い破り出てきて抜け出すのに、この場合は5分ぐらいかかっていました。もっと拡大接写ができれば面白いのですが・・。
4匹目の孵化 1 4匹目の孵化 2 4匹目の孵化 3
4匹目の孵化 4 4匹目の孵化 5 4匹目の孵化 6


ほとんど孵化が終わりずらりと勢揃いした幼虫達と、孵化後11日を経過した幼虫達です。6月の中頃には最終令の幼虫となり、やがて来春に向けての長いサナギの時期が始まります。12個生み付けられた卵ですが、果たして何匹の幼虫がサナギになり越冬できるのでしょうか。まもなく厳しい試練の時期が始まリます。

ここまでヒメギフチョウの撮影をすると、成虫の様子で飛び交ったり、カタクリに来る吸密の様子を撮影したくなります。これは来春の課題としておきます。
勢揃いした幼虫 孵化後11日目の幼虫